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カウンセリング業界

学歴で心理カウンセラーを淘汰せよ!?

あなたは、どう思いますか? これは、長期にわたって心の悩みと向き合っている人、カウンセラーやセラピストを探している人は、一度考えてみてよいかと思います。 心理カウンセラーや心理セラピストに学歴は必要か? 大学で心理学心理学部を卒業している必要があるか? 大学院までいってないとダメとか、アメリカに留学 […]

心理療法による改善率を気にしないクライアントたち

統計のマジック かつて、アイゼンクという人がこんな研究結果を出しました。精神分析心理療法をうけた人の改善率は44%。と開業医の患者で精神分析心理療法を受けていない患者の自然治癒(受診のみ)は72%。したがって、精神分析は効果がないと。 この研究は後に他の研究者たちに反論研究されているのですが、それは […]

心理療法家の育ちかた – 知識が先か、体験が先か

大学教授が書いた資料や国の制度では、サイコロジスト系の心理療法家やカウンセラーは大学で心理学を勉強してから、次に実践経験をつむことが前提となっています。 ご自身と弟子ががそうだったから、それを正しい道だと教えるのでしょう。 私たちネイティブ・セラピストは逆で、先に実践体験があり、その後に心理学用語を […]

心理カウンセリングと心理セラピーはどう違うの?

これはよく訊かれますので、一度書いておこうかと思います。カウンセラーと心理セラピストの違いを尋ねられるのも同じですね。 明確な定義はないかもしれません。同じだと言う人もいます。 言葉を和訳すると、counseling=助言、therapy=治療なんですが… カウンセリングでは「余計な助言するな」が主 […]

適切な心理アセスメント!?

サイコロジスト的なスタイル 私のスタイルとは異なりますが、サイコロジストのお仕事なんかだと「適切な心理アセスメント」が必須とされています。こんな感じでしょうか。 アセスメント → 手法の選択 → 説明 → セラピーの実施 そうしないと、間違った手法でダラダラと費用と時間を使わせてしまうということです […]

「専門家としての姿勢」などと言われてますが

心理職のコンピテンシーと言われている項目について、私のことを振返ってみます。今回は「専門家としての姿勢」と「文化的ダイバーシティ」。 「専門家としての姿勢」 専門家としてふさわしい価値観や倫理をもつべしというものです。 専門家の言動が人に与える影響というものをよくよく配慮しましょうという説明もされて […]

私が心理セラピストをしている動機

心理職をする動機として、「感謝されたい」「人を助ける自分になりたい」「人の役に立ちたい」というようなのは、あまりよくないと言われます。わかります。 たしかに、「あなたを助けることで私は価値のある人間になるのだ」って思っている心理職に出会うと、相談できないことってあります。 「助ける側の人間に価値があ […]

映画『ある少年の告白』を心理セラピストが観た

主人公の少年が同性愛者を矯正する「救済プログラム」に参加させられた実話を元にした映画です。この矯正セラピー(コンバージョンセラピー)は今でも行われています。 映画『ある少年の告白』オフィシャルサイト 映画『ある少年の告白』Amazon Prime Video みどころ:本人の同意 救済プログラムに参 […]

心の悩みの相談先、3つのセクター

厚生労働省が均一化を推し進めていますが、心の悩みの相談先は本来は多様です。 相談先を探したり、組み合わせるには、ここで述べる3つのセクターを意識すると見通しがよくなるかと思います。 ここに述べるのは私見ですが、医療文化人類学のArthur Kleinmanを参考にしています。 ユーザー(素人)セクタ […]

心理学は科学か?

心理学は科学か? 理学部出身の私ですが、私は心理学は科学ではないと思います。科学でなくてよいと思います。 「科学かインチキか」というような二分法は、心理的な病の克服課題によく似ています。 古代哲学者による心理学 19cくらいまでは心理学は哲学者によるものだったそうです。それは根拠よりも想像力に基づい […]

「克服」か「治療」か

近年の心の悩み当事者の傾向として、悩みを克服したいというよりは、治してもらいたい/助けてもらいたい/ケアされたいという人が増えているように思います。 以前は制度や権威のない世界でしたので、当事者は自分で支援者を探し回ったり、いろいろなアプローチを試したりしていたので、自ずと主体的になっていたと思いま […]

カウンセラーの「傾聴」が気持ちわるい!?…からの「共感」を捨てるトレンド

そんな話ありますね。私は「業務スキルくささ」と呼んでますが。 「傾聴」にまつわる技法の変遷を見てみましょう。 二十年前くらいは非指示療法(ノンディレ)が流行しました。カウンセラーは話を聴くだけで指示も助言もしないというものです。 カウンセラーは意見のない鏡のような存在という人もいました。それは技法で […]

精神力動アプローチは呪術儀式みたい!?

心理セラピーの精神力動アプローチは感情に触れて涙や怒りの動作を表しますので、呪術儀式みたいと言われることがあります。そうだと思います。昔の人たちは人間に必要なことをよく分かっていたのだと思います。 病院や他の技法の協会のホームページに「当方では、過去のことを思い出す苦しいセラピーをしません」というよ […]

日本の心理業界の今昔 ~ ある当事者が観た風景

当事者と心理支援者の両面から見ていた時代の目撃者として、日本での心理セラピー(心理療法)の歴史を書いておこうと思います。 たくさんの感動や悲観を経験してきたので、客観的な文章にするのが難しいのです。むしろ研究論文ではないので、ちょっと面白めに書きます。心理支援業界がユーモアを失ったらおわりと思います […]

2021-03-02 このサイトの今後の執筆予定について

このサイトで書いてゆきたいことを、挙げてみます。 ・心理支援者(とくに心理セラピスト)を探す人のためのヒント。主体的に自分で探す人を応援したいと思います。 ・語り部として。心理業界に何が起きたか、相談者、支援者の双方の視点で時代の証人になろうと思います。失われつつある先人たちの宝を今後に残します。 […]

心理療法の浅い/深いの選択例

心理療法(心理セラピー)に浅い、深いという区別がでてきました。以前は深いのがよしとされていたのですが、浅いセラピーも流行しています。深いセラピーはセラピストの人柄や生き様に依存することと、相談者(クライアント)のニーズとしても浅い好み、深い好みに分化しているようです。 自分で自分を苦しめる癖があるよ […]

「心の悩み」「精神疾患」などの言葉

米国などでは、社会的立場のある人がカウンセリングを受けます。映画『スタートレック』のカーク船長もカウンセラーと話をしていますね。 日本ではカウンセリングを受けに行くのは恥ずかしいというような風潮があります。 また、「〇〇障害であるか〇〇障害でないか」というような診断にやたらとこだわることが事態を悪化 […]

ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)とヘルシー・ヘルパー(健康な援助者)

「ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)」はユングの概念です。 心に傷がある(当事者体験のある)人が心理支援に能力を発揮するというような意味です。 不幸自慢ではありません。当事者体験がある人にしか見えないことがあるということです。 泳いだことはないけど教え方は知っているという水泳コーチと、泳いだこ […]

笑顔の人は苦しんでいない!?

笑顔になる心のトラブルもあります。 心理用語では「ドライバー」と呼ばれるものの一種です。人を心配させないために、人の機嫌をとるために、人を喜ばせるために、人に好かれる(嫌われない)ために、笑顔をつくることが刷り込まれているケースです。 生き延びるために笑顔が必要だった人ですね。 カウンセリングルーム […]

心理療法とエビデンス(2)「効果」よりも細かなこと

前の記事: の続きです。 「セラピストの個人的な経験則や直感ではなく科学的根拠にもとづいて心理セラピーは行われるべきです」という科学主義やエビデンシャリズムは思想であって、科学的に証明されてた事実ではありません。セラピストの個人的な経験則や直感に助けられた人はたくさんいます。それをやめるべきだという […]

心理療法とエビデンス(1)「多くの人に効果がある」と「私に効果がある」は異なる

「エビデンスのある心理療法」というような言葉が流行しています。 「エビデンスがある」と聞くと効果が保証されている、あやしくないように聞こえます。「エビデンスがない」と聞くと効果がなさそう、あやしそうに聞こえます。 それは思考停止させる言葉のマジックかもしれません。 実際にはエビデンスはあっても効果は […]

心理セラピーの、説明するか、説明しないか

心理セラピー(心理療法)をやっていると、「あのとき、相談者(クライアント)に起きていることを説明しておけばよかった」と後悔・反省することがあります。 でも、そのタイミングは、余計なことを言わない方がいいように思ったりして、言えないこともあるんですね。体験に集中してもらうためというのもあります。 たと […]

支援メソッドという矛盾

カミングアウトしたことで幸せになった人たちはいます。だからといって、「カミングアウトしましょう」と言うのはひどいことだと思います。 加害者を許して楽になった人たちはいます。だからといって、「許しましょう」というのはひどいことだと思います。 自己開示して心の問題を解決した人たちはいます。だからといって […]

カウンセリングの基本は「傾聴」だそうですが

こんなことがありました。 ある人が「カウンセラーの人たちって上から目線で嫌いです」とSNSに書きました。 すると、カウンセリングを学んでいる人たち(プロ/アマのカウンセラーたち)が「それは違うよ」というコメントをたくさんつけました。そして、その投稿者は投稿を取り消して謝罪しました。 たしかに「カウン […]

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