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カウンセリング業界

心理療法の先生たちあるある

精神分析の先生と認知行動療法の先生の間でありがちな討論を書いてみます。 認知行動療法の先生(以下、C先生)は思想だのが嫌いで実証研究が人を救うと信じています。(すべての認知行動療法家がそうではありません) で、C先生は精神分析の先生(P先生)に言います。「で、けっきょく精神分析で治るんですか、治らな […]

心理セラピーを選ぶヒント:変化のレベル

技法で選ぶ場合についてもヒントを挙げておきます。 プロチャスカという人は目的に応じて技法を選ぶということを提案しています。その目的を次のようにレベルで分類しています。厳密にあてはまりものではないので、参考程度に見てください。 レベル Kojunの解釈 Kojuのサービス 症状/状況 症状が消えること […]

心理セラピーを選ぶヒント:「精神力動&人間性ルーツ」と「行動主義&認知ルーツ」

心理セラピー/心理療法を選ぶにあたり、「どの療法がどの疾患に効果があるか」という情報が整理されてきています。それはどんどん調べやすくなるでしょう。ただ、それは統計的な情報となります。 疾患/心の病気というよりも、心の悩みという感じのときは、自分に合っているかということも考える必要もあるでしょう。 ク […]

心理療法の「混ぜるな危険」

心理療法の世界では統合アプローチとか技法折衷とかいって、一つの技法に拘らずに合わせて使うということが流行しています。 Kojunの心理セラピーも最初から技法折衷です。 細かな技法は組み合わせてもよいのですが、アプローチを混ぜるとよくない場合があります。ブレるとでもいいますか。 混ぜ失敗の例 クライア […]

大学教育と資格制度でダメな心理支援を撲滅!?

一度意見をまとめておこうかと思います。まとまらないですけど。 事例については、ネットや本で読んだものは含めず、自身で直接見たもの、体験者から直接聞いた話に基づきます。 よくある論理 インチキ心理支援が乱立している状況を改善しなければならない。 心理カウンセラーには高度な専門性と倫理観が必要である。 […]

「傾聴」しないカウンセラーを絶滅させないで

私は心理職の均一化には反対です。玉石混ざるとしても、へんなカウンセラーは絶滅しないでほしいと思います。 否定することなく話を聴く「傾聴」は、全てのカウンセラーが持つべき基本的態度だとされています。 たしかに、それは基本なので修得はしておいてもらいたいです。 しかしそもそも本当に傾聴しているカウンセラ […]

感情解放セラピーの注意点

感情を解放するセラピーはセラピストを選ぶということを以前書きました。当たり前すぎて書き忘れていた大事なことを補足します。 感情の解放とは 解放というのは、抑圧や防衛機制などにより無意識に押し込められた本当の気持ち、隠れた感情を感じたり表現したりすることです。感情を出すわけです。これが「感情を出し切る […]

肯定的な心理セラピーはポジティブ・シンキングではない

私には心理セラピスト業界の好きなところと嫌いなところがあります。 好きなところは「正しさを強制してこない」ってとこです。 嫌いなところは「正しさを強制してくる」ってとこです。 「したくない」「したけどできない」「したくない自分を受け入れたい」などなどの、ありのままの自分を捉えることから始めることがで […]

本人中心セラピーと矯正セラピー

カウンセリングや心理セラピーの本人中心ってどういうことなのか、ちょっと過激に述べてみます。 更生プログラムの中のセラピー 再犯防止のために刑務所の中で行われる改善指導や、仮釈放者への処遇プログラムの中に心理支援が含まれます。 これは当然ながら行政モデルです。法務省ですね。更生保護については、ボランテ […]

学歴で心理カウンセラーを淘汰せよ!?

あなたは、どう思いますか? これは、長期にわたって心の悩みと向き合っている人、カウンセラーやセラピストを探している人は、一度考えてみてよいかと思います。 心理カウンセラーや心理セラピストに学歴は必要か? 大学で心理学心理学部を卒業している必要があるか? 大学院までいってないとダメとか、アメリカに留学 […]

心理療法による改善率を気にしない

かつて、アイゼンクという人がこんな研究結果を出しました。「精神分析心理療法をうけた人の改善率は44%。と開業医で受診した患者で精神分析心理療法を受けていない患者の自然治癒は72%。したがって、精神分析は効果がない」と。 この研究は後に他の研究者たちに反論研究されているのですが、ちゃんとした批判研究は […]

心理療法家の、知識が先か、体験が先か

私たちネイティブ・セラピストは、先に実践体験があり、その後に心理学の概念を学びます。 大学教授が書いた資料などでは、その逆で、心理療法家やカウンセラーは大学で心理学を勉強してから、次に実践経験をつむことが前提となっています。それらを私はサイコロジストと呼びます。 みんな自分が通ってきた道を正しいと思 […]

心理カウンセリングと心理セラピーはどう違うの?

これはよく訊かれますので、一度書いておこうかと思います。カウンセラーと心理セラピストの違いを尋ねられるのも同じですね。 明確な定義はないかもしれません。同じだと言う人もいます。 言葉を和訳すると、counseling=助言、therapy=治療なんですが… カウンセリングでは「余計な助言するな」が主 […]

適切な心理アセスメント!?

サイコロジスト的なスタイル 私のスタイルとは異なりますが、サイコロジストのお仕事なんかだと「適切な心理アセスメント」が必須とされています。こんな感じでしょうか。 アセスメント → 手法の選択 → 説明 → セラピーの実施 そうしないと、間違った手法でダラダラと費用と時間を使わせてしまうということです […]

「専門家としての姿勢」などと言われてますが

心理職のコンピテンシーと言われている項目について、私のことを振返ってみます。今回は「専門家としての姿勢」と「文化的ダイバーシティ」。 「専門家としての姿勢」 専門家としてふさわしい価値観や倫理をもつべしというものです。 専門家の言動が人に与える影響というものをよくよく配慮しましょうという説明もされて […]

私が心理セラピストをしている動機

心理職をする動機として、「感謝されたい」「人を助ける自分になりたい」「人の役に立ちたい」というようなのは、あまりよくないと言われます。わかります。 たしかに、「あなたを助けることで私は価値のある人間になるのだ」って思っている心理職に出会うと、相談できないことってあります。 「助ける側の人間に価値があ […]

映画『ある少年の告白』を心理セラピストが観た

主人公の少年が同性愛者を矯正する「救済プログラム」に参加させられた実話を元にした映画です。この矯正セラピー(コンバージョンセラピー)は今でも行われています。 映画『ある少年の告白』オフィシャルサイト 映画『ある少年の告白』Amazon Prime Video みどころ:本人の同意 救済プログラムに参 […]

心の悩みの相談先、3つのセクター

厚生労働省が均一化を推し進めていますが、心の悩みの相談先は本来は多様です。 相談先を探したり、組み合わせるには、ここで述べる3つのセクターを意識すると見通しがよくなるかと思います。 ここに述べるのは私見ですが、医療文化人類学のArthur Kleinmanを参考にしています。 ユーザー・セクター 家 […]

心理学は科学か?

理学部出身の私ですが、心理学は科学ではないと思っています。 特に臨床心理学は、科学である必要もないでしょう。 心理セラピーもまた、科学的である必要はないと思っています。 心理セラピーのクライアントは、幸せになりたいのであって、べつに科学的な人生を送りたいわけではないので。 科学的な心理療法もあっても […]

「克服」か「治療」か

近年の心の悩み当事者の傾向として、悩みを克服したいというよりは、治してもらいたい/助けてもらいたい/ケアされたいという人が増えているように思います。 以前は制度や権威のない世界でしたので、当事者は自分で支援者を探し回ったり、いろいろなアプローチを試したりしていたので、自ずと主体的になっていたと思いま […]

カウンセラーの「傾聴」が気持ちわるい!?…からの「共感」を捨てるトレンド

そんな話ありますね。私は「業務スキルくささ」と呼んでますが。 「傾聴」にまつわる技法の変遷を見てみましょう。 二十年前くらいは非指示療法(ノンディレ)が流行しました。カウンセラーは話を聴くだけで指示も助言もしないというものです。 カウンセラーは意見のない鏡のような存在という人もいました。それは技法で […]

精神力動アプローチは呪術儀式みたい!?

心理セラピーの精神力動アプローチは感情に触れて涙や怒りの動作を表しますので、呪術儀式みたいと言われることがあります。そうだと思います。昔の人たちは人間に必要なことをよく分かっていたのだと思います。 病院や他の技法の協会のホームページに「当方では、過去のことを思い出す苦しいセラピーをしません」というよ […]

日本の心理業界の今昔 ~ ある当事者が観た風景

当事者と心理支援者の両面から見ていた時代の目撃者として、日本での心理セラピー(心理療法)の歴史を書いておこうと思います。 たくさんの感動や悲観を経験してきたので、客観的な文章にするのが難しいのです。むしろ研究論文ではないので、ちょっと面白めに書きます。心理支援業界がユーモアを失ったらおわりと思います […]

2021-03-02 このサイトの今後の執筆予定について

このサイトで書いてゆきたいことを、挙げてみます。 ・心理支援者(とくに心理セラピスト)を探す人のためのヒント。主体的に自分で探す人を応援したいと思います。 ・語り部として。心理業界に何が起きたか、相談者、支援者の双方の視点で時代の証人になろうと思います。失われつつある先人たちの宝を今後に残します。 […]

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