私はホルモン投与や手術などの性適合治療へ向けて進むことはしませんでした。ときおり涙を流すことはありますが、フツーの女性になるよりも、自分の魅力を追求したいと思います。
いろいろあるジェンダー要素の中で、「声」についてはちょっと特別です。
私の声には倍音成分が多く含まれています。有名人では美輪明宏さんもそうらしいです。
その声は、なにかを人に伝える使命と関係しているように昔から感じています。なので、これを手術などでは変えたくないと思っています。
また、心理セラピーでは男性性を使う場面があります。暴力被害トラウマのセラピーなどは男性特有の太い声で守ることが有効なことがあります。
女性でもあり、男性でもあることはセラピストの私には必要なのです。
ですので、声は男性ぽくなっていることが多く、まるで私の代わりに男性が話しているようです。実体のある男性アバターみたいな感じでしょうか。
私の声は倍音成分を含んでいるので、実は女性の声も含んでいます。低い成分をカットすると女性の声になるのです。
しかし、少し声がかすれてきました。
心理セラピスト