悩みを聴いてもらう、アドバイスをもらう

心理セラピー・心理相談

誰に相談するか。相談相手の選び方について。

悩みを聴いてもらいたいのか、解決したいのかによって、求めるものが違うように思います。両方ということもあるでしょうけれども。

カウンセリングの基本で「アドバイスしない」というスタイルもあるようですが、それもケースによって善し悪しです。アドバイスが欲しいかどうか、ご自身で少し意識して選択してみるのもよいかと思います。

聴いてもらう場合

この場合、共感のある人を選ぶことになります。

余計なことを言わずにただ聴いてほしいという場合は、そのようにリクエストするとよい場合があります。しかし、共感のない人に「余計なこと言わずに聴いて」と言うと、ただ無反応に聞いてくれることがあります。「ふーん、そうなんだ」と無関心に聴かれても、この要求は満たされません。

かといって、「共感してください」というリクエストはヘンかもしれません。なので相手を選ぶということになるかと思います。

それはその問題の本質を実体験レベルでよくわかっている人、その痛みがわかる人、ということになるかと思います。

当事者経験があって、かつ被害者意識ではない人というのは可能性があるかもしれません。

共感のある人というのは、同情的な人とは違うようです。そこは注意点になるかと思います。

アドバイスをもらう場合

解決したい場合は、施術やセラピーの提案、またはアドバイスを求めることになると思います。この場合も、ある程度は聴いてもらうことが前提となります。

「現在地」に付き合ってくれる人を選ぶとよいと思います。

「A地点からB地点に来てしまいました。これからどうしたらよいでしょうか」という相談に対して、B地点を否定するようなアドバイスというのはよくあります。これが解決につながりにくいことがあります。

「失恋した自分が許せません」 → 「自分を責めるのはやめましょう」

「後悔しています」 → 「忘れましょう(後悔するのはやめましょう)」「後悔する必要はありません」

「失恋した自分が許せません」の場合は、「許せない」感じを分かってくれる人のアドバイスが必要です。「後悔しています」の場合は、何をどう後悔しているのか分かってくれる人のアドバイスが必要です。アドバイスの場合も、やはり共感的理解はあった方がよいわけです。

この場合は、何を分かってほしいか言えると上手くいく可能性があります。ベテランのカウンセラーでも「現在地」を外すことがあります。そのたびに「このカウンセラーもダメだった」と悲観するよりも、現在地に理解を求める努力をすることで、よいカウンセラーに出会いやすくなります。

 

「余計なアドバイスをされて辛かった」という場合、そもそも聴いてほしいだけだったケースと、アドバイスの前にちゃんと聴いてもらえなかったケースがあると思います。

いずれにしても、何が起こっているか把握できれば、カウンセラーの役割を調整したり、別のカウンセラーを検討するにしても精度を上げることができます。

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