「大人のイジメ被害」と「イジメ被害トラウマ」について

職場のイジメ被害、および子供の頃のイジメ被害によるトラウマ、すなわち大人のケースについて書いておきたいと思います。 自分原因、他者原因 ひと昔前は、大人が職場でイジメられているという場合、「ご自身の中にも原因(イジメられやすさ)がある。それを解消しない限り職場を変わっても同じことが繰り返されるでしょ […]

心の悩みの3つの相談先セクター

心の悩みの相談先は多様です。性質の異なる3つのセクターを意識すると見通しがよくなるかと思います。 ここに述べるのは私見ですが、ベースとなる元ネタはArthur Kleinmanのヘルスケアシステム(民間セクター、専門職セクター、民俗セクターの三要素で説明したもの)です。ご関心のある方は参考資料等を調 […]

よいカウンセリングの特徴 ~ 小さくなって返ってくるか?

ネイティブセラピストなどの心理支援者の活用法として、私がビオンサイクルと呼ぶものがあります。(ビオンの理論に基づいているので、このように呼んでます) セラピストが「失敗しちゃったね」「恐いのね」「困ったね」「悪い子ちゃんね」「痛いね」と言うとき、抱えられないものが、抱えられるように小さくなって返って […]

苦しみを大切にするということ

心理セラピーの現場では、「苦しんでいる人ほど、解決しやすい」と言われることがあります。 悩みの解消をしようとしない、あるいは解消いしたにもかかわらず悩みの状態に戻ろうとするということが起きます。いわゆる、抵抗ですね。 どういう人が悩みを解決するかというと、ちゃんと苦しんでいる人なんですね。 ところが […]

敵でも味方でもないものを大切にする

お悩みを抱えている人はなんらかのマイノリティ性をもっています。それは世間的に良しとされないなにかです。「出来るはずのことが出来ない」「弱い」「劣る」などです。 それに対する人の反応は次のように見てみましょう。 「叩く人」 「疑似味方」 「味方」 「叩く人」の心理は、あなたに不快を与えることであなたを […]

心理学は科学か?

心理学は科学か? 理学部出身の私ですが、私は心理学は科学ではないと思います。科学でなくてよいと思います。 「科学かインチキか」というような二分法は、心理的な病の克服課題によく似ています。 古代哲学者による心理学 19cくらいまでは心理学は哲学者によるものだったそうです。それは根拠よりも想像力に基づい […]

「克服」か「治療」か

近年の心の悩み当事者の傾向として、悩みを克服したいというよりは、治してもらいたい/助けてもらいたい/ケアされたいという人が増えているように思います。 以前は制度や権威のない世界でしたので、当事者は自分で支援者を探し回ったり、いろいろなアプローチを試したりしていたので、自ずと主体的になっていたと思いま […]

「治療」視点と「克服支援」視点の違い

「治療法」は誰でも学べるけど、「克服法」は当事者しか学べません。 たとえば、「子供を叩いてしまうんです。子供がトラウマとか愛着障害とかになると思います。子供を助けてください・・・」というママさんがいます。 一般世間は「子供を助けなきゃ」となるでしょう。 ある専門家は「ママさん、あなたが救われる必要が […]

2021.03.30 当サイトの受付フォームの不具合

ただいま、システム上のトラブルにより、お問合せフォームとお申込みフォームが使えない状況となっています。 3/29〜3/30にフォームに入力された内容は届いていない可能性があります。   追記: お問合せフォーム → 3/31復旧 お申込みフォーム → 3/31復旧

「交流分析+実存療法」による 心理カウンセリング

Kojunの心理カウンセリングは、お悩み対処や解決のヒントを求められることが殆どですので、「聴くだけ」ではなく質問もコメントもします。 その対話は、交流分析的なものと、実存療法的なものが主になります。必要に応じて、わかりやすい具体例、類似ケースの克服シナリオなどもお話します。 交流分析的な対話 対話 […]

カウンセラーの「傾聴」が気持ちわるい!?…からの「共感」を捨てるトレンド

そんな話ありますね。私は「業務スキルくささ」と呼んでますが。 「傾聴」にまつわる技法の変遷を見てみましょう。 二十年前くらいは非指示療法(ノンディレ)が流行しました。カウンセラーは話を聴くだけで指示も助言もしないというものです。 カウンセラーは意見のない鏡のような存在という人もいました。それは技法で […]

禅語「主人公」

障がい者支援の分野などで、「個人モデルと社会モデル」という言葉があります。 「障がい」とは障がい者個人の問題として支援したり訓練したりするのが個人モデルの支援。「障がい」とは社会の問題であるとして、社会インフラを整えたり人権などの教育を充実させたりする支援を社会モデルです。 Kojunの対人支援(心 […]

精神力動アプローチは呪術儀式みたい!?

心理セラピーの精神力動アプローチは感情に触れて涙や怒りの動作を表しますので、呪術儀式みたいと言われることがあります。そうだと思います。昔の人たちは人間に必要なことをよく分かっていたのだと思います。 病院や他の技法の協会のホームページに「当方では、過去のことを思い出す苦しいセラピーをしません」というよ […]

日本の心理業界の今昔 ~ ある当事者が観た風景

当事者と心理支援者の両面から見ていた時代の目撃者として、日本での心理セラピー(心理療法)の歴史を書いておこうと思います。 たくさんの感動や悲観を経験してきたので、客観的な文章にするのが難しいのです。むしろ研究論文ではないので、ちょっと面白めに書きます。心理支援業界がユーモアを失ったらおわりと思います […]

心に傷のある心理セラピストの良し悪し

それは私がネイティブセラピストと呼び、カール・ユングがウーンデッドヒーラーと呼んだものですが。トラウマ克服、精神疾患、心の痛みなどの経験や当事者性が有効に働いている心理支援者のことです。 一方で、「自分が苦しんでたら、他人を助けられないでしょう」とか「そんな弱い人間に支援は無理でしょう」という考えも […]

心理セラピストの探す視点 〜 ネイティブな経験値

心理支援職(心理カウンセラーや心理セラピストなど)の選びかたの視点をもう1つ。どんな探し方、選び方があるかを知っておくとヒントになるかと思います。 知識と経験値 支援者は次の3つをもっています。「ネイティブな経験値」はもっている人と、もっていない人がいます。 心理支援者によってどこに比重があるかが異 […]

心理セラピストの探す視点 ~ 権威か手法か人か

権威か手法か人か 有名であるとか社会的地位があるなどの権威で選ぶ方法があります。多くの人は自覚せずにこの選び方を取り入れています。効率的によい情報にたどり着く場合と、権威に騙される場合の両方があるかと思います。 権威で選ぶことの良し悪しは一概にいえませんが、自分が権威で選んでいる点を自覚することはお […]

2021-03-02 このサイトの今後の執筆予定について

このサイトで書いてゆきたいことを、挙げてみます。 ・心理支援者(とくに心理セラピスト)を探す人のためのヒント。主体的に自分で探す人を応援したいと思います。 ・語り部として。心理業界に何が起きたか、相談者、支援者の双方の視点で時代の証人になろうと思います。失われつつある先人たちの宝を今後に残します。 […]

本サイトにおける引用について

本サイトの内容はどちらかというとKojunの経験や意見といった一次情報を主としています。有名な理論をウケウリで解説する趣旨の記事、すなわち二次情報を主とする記事はあまりありません。 ですが、難しすぎない範囲で既存の専門用語との整合性も図っています。広く知られた概念については一般語のように使っているも […]

心理療法の浅い/深いの選択例

心理療法(心理セラピー)に浅い、深いという区別がでてきました。以前は深いのがよしとされていたのですが、浅いセラピーも流行しています。深いセラピーはセラピストの人柄や生き様に依存することと、相談者(クライアント)のニーズとしても浅い好み、深い好みに分化しているようです。 自分で自分を苦しめる癖があるよ […]

「男らしさ」「女らしさ」はないほうがいいのか

「男らしさ」「女らしさ」のようなものをなくすべきだという論調もあるようですが、はたしてそなのか? 人権という意味では、あってもよいが、強要するものではない、といったところでしょうか。 心理的な苦難を乗り越えて生き延びるサバイバーの観点からすると、「それでも男か」というのと、「男なんだからできる」とい […]

ウーンデッド・ヒーラーのピアジェ風発達

子どもの発達過程と似たプロセスが、人生の中で様々に再現されることがあります。ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)(傷つき体験の当事者が心理支援職になる適性を得ることがある)がどのように育つのか、経験則と発達心理学を参考にまとめてみました。科学的理論ではなくて、経験に基づく世界観です。 段階 1 […]

「心の悩み」「精神疾患」などの言葉

米国などでは、社会的立場のある人がカウンセリングを受けます。映画『スタートレック』のカーク船長もカウンセラーと話をしていますね。 日本ではカウンセリングを受けに行くのは恥ずかしいというような風潮があります。 また、「〇〇障害であるか〇〇障害でないか」というような診断にやたらとこだわることが事態を悪化 […]

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