カウンセラーやセラピストの選び方

Facebooktwittergoogle_plus

カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタント等の対人援助プロフェッショナルを選ぶときのポイントにつて。いろいろありますが、プロとアマの大きな差が出る、最も基本的なところはこれです。

・本人(クライアント)が何を望んでいるかを確認する人であること

どんな目的のためにセッションを行うかを確認したり、合意したりすることを「契約」とか「イシュー(関心事)決め」と言ったりします。

たとえば、私のような心理専門家のところにウツ状態の人が来たとします。ウツ状態だからと言って、ウツの解消のためのセッションをしてはいけません。ご注文は何なのかを確認します。

「わたしウツなんです」
「はい。ご相談は何ですか? このセッションで何が得られるとよいですか?」

「ウツを治したい」とは限りません。「担当医との関係がうまくいかない」かもしれないですし、「ウツになったことをきっかけに生き方を考え直したい」かもしれません。

これが、「ウツを短期間で治すメソッド」を習ったアマチュアのセラピストだと、勝手にウツを解決をはじめてしまうことがあります。これは「金槌を持つと何でも釘にみえる」現象です。

また、セラピスト自身が目をそらしている心理課題の巻き添えをくうこともあります。たとえば、親や元配偶者への恨みを解決していないセラピストですと、自分の恨みを癒すためのセッションを始めてしまうことがあります。

セラピストも人間ですから、なかなか完璧とはいきません。しかし、ご本人(クライアント)の要望が何なのかまずは知りたいと思っているか、思っていないかは大きな違いとなります。

※コーチ、カウンセラー向けの講座ではこのあたり詳しく扱っています。

大昔の医療やセラピーは、「何が悪いかを診断して、それを正して直す」ことをしていたようです。「怒りやすい人には怒りを抑えられるようになってもらう」とか、「元気のない人は元気になってもらう」とか、社会に適応させる都合からの視点になっていたようです。

現代では、本人の要望に基づき、本人のためのセッションを行います。

あなたの要望に関心の強いプロフェッショナルを見つけましょう。

 
心理的な相談をしたい方は、個人セッションをご検討ください。⇒サービス案内
 
自分に嘘をつかない生き方のメール講座はこちら。⇒無料購読
 
ブログ更新をメールでお知らせ→

関連記事
カウンセリングに行くのは弱い人間か? ~ 正すこと、赦すこと... カウンセリングに行くのは弱い人間だ、と思っている経営者や男性は多いです。実はこれは日本の場合です。欧米では、エグゼクティブはカウンセラーを雇います。 コンサルタントは正すのが得意。カウンセラーやセラピストは赦すのが得意。 「正すことでしか進歩はない」「赦したら悪くなる」と信じているのであ...
心理専門家は誰を友達だと思うか その1... あなたは誰を友達に選んでいますか? あ、そもそもですが、友達は自分が選んでいるのですよ、自分が。 一緒にいる時間の長さでおなく、好き嫌いでもなく、心理的な面から、こんな友達がいいなと思うポイントを挙げてみます。 その1:肝心なときに、余計なアドバイスをしない人 なんですが、その趣旨...
コンフォートゾーンの外に引きずり出そうとすると、コンフォートゾーンから出るのが苦手になる... 「コンフォートゾーンの外へ出ろ」と言われます。日々チャレンジしてください。でも、出ろと言われるほど出れなくなる、という場合は、注意が必要です。 コンフォートゾーンの外が恐いのか、他人によって追い詰められるのが恐いのか、どちらでしょうか? ところで、内なる自分に触れて、守りを解いたとき...
相談会イベントの後の相談員たち 合同カウンセリング会とか、相談会イベントの後の振り返りに参加してみて思うこと。 アマチュアの会では、今日の相談者さんはどうだったかと話します。 プロの会では、今日の自分はどうだったかと話します。 アマチュアの会では、「ありがとう」と言われることが励みだと言います。 プロの会で...

Facebooktwittergoogle_plus

The following two tabs change content below.
心理療法セラピスト 上野貢潤

心理療法セラピスト 上野貢潤

代表ファーストブレス
~自分の心と対話する~ 心理療法セラピスト/Points of You マスタートレーナー
カテゴリー: 心理セラピー(心理療法)関連 タグ: パーマリンク