人を変えたい支援と、人を受容れたい支援

トランスジェンダーに「もっと自分を出しなよ」とかアドバイスするのはやめておくれ。

それには代償がともなう。親から「死んでくれ」と言われたり、職を失ったりしている。そうまでして、やっと限定的に自分を出した。そんな人に「もっと出しなよ」と言うのは、その人が大きな犠牲を払ってきたことへの踏みにじり。

自分がいい人になるために、試練を背負った人を利用するもんじゃない。

人を変えたい人の支援は「もっと変わりなよ」。

人を受け入れたい人の支援は「いまのあなたが好きよ」。

私の周囲の心理支援者たちは、前者1割、後者8割くらいです。

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