漠然とした不安や気分の落ち込みについては、私の心理カウンセリングで主テーマとして扱うことは稀ですが、少し意見を書いておきます。
原因(対処法)は複数あるかもしれない
なんでも複数の原因があり得ますが、漠然としたお悩みほど、原因が複数ある可能性を想定することが重要になるように思います。
ここでいう「原因」というのは、犯人や悪者のことではなくて、それを変えることで悩みを解消できるかもしれないという解決ポイントのことです。ですので、変えられない、配慮もできないものは「原因」と呼んでもしかたないかもしれません。
そして、試行錯誤しながらいろいろな対処法を試してゆくことになります。
その複数の原因、解決ポイントを考えるにあたり、その大まかなカテゴリーを知っておくとよいと思います。
カテゴリーは、脳の体質、認知・前意識、トラウマ・深層心理、栄養、生活習慣、リラクゼーションなどです。
この中でKojunが担当するのはトラウマ・深層心理です。そこをワークすることで、お悩みが大きく改善することはあります。
カテゴリー網羅と行動計画と試行錯誤
カテゴリーを意識することで、複数のカテゴリーを並行的に実践します。カテゴリーは原因に対応しているので、並行することで、効果のない努力ばかり続けてしまうことを防げます。
行動計画というのは、簡単に言うと、出来ることからやるってことです。やれることの候補を挙げて、とくに苦手なカテゴリーについては有意義さよりも簡単さを優先する必要があるかもしれません。
で、上手くいったら続ける、進む。上手くいかなかったら、やめる・・・だけではなく、他のことをする、です。
広い意味での行動療法
脳の体質・栄養・生活習慣・リラクゼーション
Kojunはこれらについては専門的ではないので、他の情報源や支援者を探してもらう必要があります。
しかし、漠然とした気分に不調がある方の心理カウンセリングをしていると、まず栄養や生活習慣を改善してみるとトラウマや深層心理も扱いやすくなるかもと感じることがあります。栄養面は重要な気がします。
また、脳については、未だ直接でることは多くないかもしれませんが、だんだんと研究が進んでいるので、今後は脳科学的にできることが増えて来るかもしれません。
リラクゼーションは、ストレッチや筋弛緩法などがあります。
認知・前意識
これは意思や理性を使って不安を軽減するというものです。
具体的には、リフレーミング、イメージ訓練、認知再構成などがあります。
リフレーミングというのは、ものごとの意味づけを変えてみるというもの。「怒られた、もうだめだ」という考えを「早く怒られてよかった」に変えてみるとかですね。
認知再構成は認知行動療法とかカラム法と呼ばれているものです。
イメージ訓練は、「バリヤーで守られている」という想像をしてみるとかです。
トラウマ・深層心理
前意識というのは普段は意識していないけど、比較的簡単に意識することができ、意識的に変更することができます。
それに対して、深層心理というのは「わかっているけど変えれないんだよ」とか「行動に表れているけど、なんでそうしてしまうのか本当の理由を意識できないものがある」というようなことです。
Kojunの心理セラピーはこのカテゴリーを担当しています。
他のカテゴリーの対処法をある程度やってゆくと、消去法的にこのカテゴリーを扱う必要性が浮かび上がることも多いようです。
その他
瞑想やグラウンディングなどは、各カテゴリーと組み合わせて使われることが多いように思います。
世界観が変わるような体験、旅行や出会いということも影響がある場合があります。
このカテゴリーに偏ると現実逃避っぽくなることもあるようです。