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Who is Kojun

  • 2019-10-02

心理セラピーにおける暗黙の契約

どうやって心理的問題(トラウマなど)を解決するかを教える手法が多いです。 今私は、待つのか、導くのか、といったところの学びを大切にしています。 私は、本人(クライアント)から注文されたことしかしないというスタンスでスタートしています。この注文の合意をセラピーの専門用語では「契約」と言います。 頼んで […]

  • 2019-06-18

私は、鞭で動かない人の体に、鞭の痕をみる

自分に鞭を打って動ける人と、自分に鞭を打つと動けなくなる人がいる。 鞭で動ける人は、鞭で動けなくなる人を、怠け者だとか思っている。 なんせ、鞭で打っても動かないのだから。 または、ちゃんと鞭を打ってないから動かないのだろうと。 私は、鞭で動かない人の体に、鞭の痕をみる。

  • 2019-05-31

心理セラピーの先輩たちから学んだこと

私は心理のテキストを鵜呑みにせず、体験を通して確かめる。 テキスト通りではないことはとても多い。 臨床といいながら、理論の多くの部分が推測でつくられている。 学ぶことで、人そのものが見えなくなる理論も多い。 治療者が治療者のために(治療者が傷つかないために)作られたものも多く含まれる。 「クライアン […]

  • 2019-02-12

「変わる」というのは、今までの自分を赦すこと

対人支援業には、人を変えたい人たちが多いようです。でも、私や私のクライアントをそっとしておいてほしい。その大事な時間だけは。 私は人が変われるようにしたい。 私は人を変えたくない。 変えられるようにできたとしても、本人は変えないかもしれません。 いままで出会った人たちで、変化を選ばなかった人たちもい […]

  • 2018-12-14

「過去指向の罠」と「未来指向の罠」を超える

「過去をほじくりまわす」だけのカウンセリングは、自分が不幸である理由がわかるだけです。人生で起きるできごとを、過去のことによって解釈しながら生きるという制約を背負ってしまいます。これを「(間違った)原因論(過去指向)の罠」と呼んでいます。 「過去をないことにする」カウンセリングもあります。「原因論( […]

  • 2018-11-30

背中を押されて起きることは、人によって異なる

背中を押されること、元気に振る舞えと言われること、それが役に立つかどうかは、人によって事情が違います。 腕力を使われた経験がある人と、ない人では、「押されないこと」の大切さが違うかもしれません。 自分にとってよいことが、他の人にとって同じとは限らない。それは、その人の何かがダメだからで、それを直すの […]

  • 2018-09-28

命綱を手放すこと

一年前のつぶやきを見つけました。 「人に命綱がついていてね。谷を飛び越えるためには、その綱をはずさないと、谷の向こうへは届かないなんてことがあったとしたら。綱をつけたまま飛んでも、失敗します。   だからセラピストやらコーチやらはその綱をはずしてもらおうとします。   私ね、その綱が解決を妨げるのは […]

  • 2018-06-04

私のセラピスト観を神話風に

私のセラピスト観を神話風に書いてみます。 ・・・ 一度も自分を生きたことがない人が、道徳だの倫理だの言って、罪なき人々を叩く。 怖れに負けて人を叩く。人を叩くことに人生を捧げる。 人の道を説くということは、特定の道を外れた者を人間扱いしないという宣言。 叩かれた人を人間扱いする。それは自分を生きた人 […]

  • 2018-04-25

背中を押さない

そういえば、バンジージャンプのインストラクターは、絶対に背中を押さないですね。 クライアントの葛藤に立ち会うときの私と似ているような気がします。 背中を押せば成果が出るかもしれないのですが、押さないのです。進むことができるための支援はしますが。 一方で、それが理解できないセッショスト(セラピスト等) […]

  • 2018-03-02

泣いてる人を見て、慰めるのはやめようよ。

セラピストなどは人に「ああしろ、こうしろ」と言わない方がよいとされていますが・・・。もちろん、言いたいことを言ってみることもあります。   泣いてる人を見て、慰めるのはやめようよ。 泣いてる人を見たら、尊敬しようよ。 泣いてる人は、あなたが良い人になるための機会ではない。 泣いてる人は、生 […]

  • 2018-01-31

間違える怖さを克服できないなら、セラピストはできない

間違える怖さを克服できないなら、セラピストはできない。 「一度も失敗したことがない」とか、「クライアントから不満を言われたことはない」と言う人は、ちょっと恐いと思う。 たまには「あなたのせいで傷つきました」くらい言われますよ。そこで、「ちがう、私は悪くないっ」ってやってる暇はない。 あるいは、クライ […]

  • 2018-01-25

理解できないものを理解できないものとして受け入れる

アンダーグランドの魅力は、説教のない世界。「するな」とか「しなよ」とかがない。セリフとしてはあるけど、冗談。それが冗談になるのは、人を正すことができるとは考えていないから。 マツコさんみたいなのが説教してくれる店は、周辺の観光地であって、アンダーグランドではない。 説教される心配なく、正される心配な […]

  • 2017-12-31

「差別しないよ」の心理

LGBTQのカミングアウトに対して、「私、なんとも思わない」を強調する人は、たいてい友達になれない(そのあと去ってゆく、そのあと逆ギレする)。LGBTQ当事者からそんな警戒の声が聞こえます。 「私はLGBTQを差別しません」と言うとLGBTQに嫌がられる? はい、そうです。 カミングアウトされた人の […]

  • 2017-09-15

人間の多様性(マイノリティからダイバーシティへ)

人間の多様性についても、ブログ記事に書いてゆこうかなと思っています。 以前は、マイノリティ(少数派)として扱われていた分野が、ダイバーシティ(多様性)と捉えられるようになってきました。 たとえば、身体障害では、テクノロジーやユニバーサルデザインによって、以前は障害だったものが今後は障害ではなくなって […]

  • 2017-09-07

グループセッションでの自己開示

一連のグループセッションを終えました。ご協力方々や参加者のおかげさまで、大変もりあがりました。 グループセッションで、よく一部の参加者が言われること。「心を開きたい、自分を開示してみたい、でも抵抗もある。でも、今回は大丈夫な予感がして来てみた」 何を話すか話さないか、ご自身で判断していただいています […]

  • 2017-08-14

見ている世界が違うということを感じとれてこそ、つながり

「対話」は「会話」とは違うそうです。 お互いに見ている世界が違うことを前提に話すのが「対話」。 カウンセリングやコーチングでは、評価・判断(自分が見ている世界を相手に押し付ける)を控えるようにと教えられます。 しかし、「私にはそう見える」と付け加えたり、「ちょっと思ったことを言ってみてもいいかなあ」 […]

  • 2017-06-03

Kojunの学び方 〜 愛着とインナーチャイルド

ずいぶん以前ですが、愛着スタイルの問題の扱い方を調べていたことがありました。 ※「愛着障害」という言葉が普及しましたが、私は「障害」という言葉をあまりお勧めしていません。説明する必要があるときは、「愛着スタイル」「愛着不安定」と言ったりしています。 基本的な心理セラピーの方法は、当時すでに確立されて […]

  • 2016-09-06

心理セラピストは心理学を捨てる

知識を得るより難しいこと ○○メソッドとか、○○心理学とかを学んだ人が、いかにそれが素晴らしいかを話しています。そんな知識は数日で学べます。 臨床心理の勉強というものは……知るために、2、3日。知ったことから脱出するために、半年かかる。 理論を捨てる第一人者たち あるトラウマ治療の第一人者は、心理専 […]

  • 2015-09-06

なぜ人には寿命があるのでしょうか?

なぜ人には寿命があるのでしょうか。 ここで関心があるのは、肯定的な意味(なぜ神様は人に寿命を与えたの?)です。 ※生命科学的な理由は、細胞を作る回数(DNA複製の回数)に上限があるからだとか。 ありのままの自分や他人に出会う どんな自分でも素敵。 (いきなり、すぎましたか?) 中年後半くらいで、社会 […]

  • 2014-12-16

辛いことがあっても、幸せも感じていい

幸せを諦めそうになるとき、こんなふうに考えていませんか? 「人生は辛いことだらけだ。それらはとても無くなりそうにない。だから幸せになるはずない」と。 辛いことが無くなるまで、幸せは来ないのでしょうか。 また、辛いことがなくなれば、幸せになれるのでしょうか。 そういえば、「辛い」と「幸せ」は字が似てま […]

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