強烈な心理的なブレーキ
- By: クィアな心理セラピスト Kojun
- カテゴリー: 心のトラブル対処法
- Tags: 《自由に行動してはいけない》, 愛着スタイル(愛着障害), 行動, 行動できない(制止)

何かの行動がどうしても出来ない。普通なら出来るはずのことが出来ないというとき。
他人に説明できないなにかがあって、心臓が潰れそうな感じがする。
批判されそうだから理由を話せないものや、言葉に出来ない漠然とした感覚のものもある。
社会的な善し悪しはともかく、そうなっているには、理由がある。怠けてるとか、甘やかされてるとかいうものでもなさそう。という場合。
いつもながら独自の切り口の私見ですが、克服のアプローチは、3つあるように思います。
1)やってみたら大丈夫になる
出来ることをやってみる。殻を破るためのセミナー、コーチング。もう少しデリケートにやるなら、行動療法・暴露法的なアプローチ。
多くのマジョリテイがこのアプローチで人生を切り開いているので、書籍や一般知人のアドバイスにも多いかと思います。
2)隠れた感情(ブレーキの正体)に触れる
行動が制止されるということは、何かを心配しているわけです。それが何なの気づくというか、ちゃんと感じるというかしてゆくと、ブレーキが外れたり、外れないまでも問題を扱えるようになったり、ということが起こります。
解放とか感情処理とかいわれます。傾聴(一般的なカウンセリング)や、精神分析的なフィードバック、占い風のツールなど、やり方もいろいろ。
ただし、むやみに暴くのではありません。私のスタイルでは、楽しめるようにします。
3)基本的安心感を育てる
母性のセラピーや人薬というもので、知識や技法では出来ません。
私に会いにくるけど具体的な注文をしない人たちが求めているものはこれかもしれません。
1)2)3)は形式化しやすい順でもあります。
たくさんの患者をみる医療カウンセラーは1)が得意な印象があります。
ある程度の単価の個人セラピストは2)をやる印象です。
3)は私の思うホンモノのセラピストか、当事者自助グループなどが担っているように思います。
私の経験で有効だと感じるのは、3)2)1)の順番。
3)が得られると、2)が出来る(自分に何が起きているか、気づく)ようになる。
2)が出来ると、1)の冒険が出来るようになる。
支援者側のキーワードは、
3)ゆるし
2)共感
1)応援
といったとろこでしょうか。
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