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愛着スタイル/愛着障害

  • 2024-03-05

「虐待の連鎖」をデータでみるか事例でみるか

「虐待が連鎖しないことは研究によって明らかになっています」などと言われますが、「虐待の連鎖」を安易に否定するのもどうかと思います。 なんのための議論なのか 多くの人は「親のせいなのか?」という関心があるようですが、私たちセラピストやクライアントが興味があるのは「虐待をやめるための心理セラピーにおいて […]

  • 2022-11-18

大人の愛着障害(不安型)の克服ってどんな感じ?

愛着不安定(愛着障害)のなかに不安型というのがあります。 深刻な場合は、不安のあまりDV加害者となったり、不安のあまり彼氏の返信が遅いとキレたりなんて人もいます。 そこまで顕著に表れなくとも、内なる安心基地がないことで、その感覚に思い当たる人たちも多いです。 一般的にはその解決とは、問題行動がなくな […]

  • 2022-10-14

母性と父性

母性 母性というと、安心基地として逃げかえる場所。傷ついたときに、逃げかえることができて、「痛かったね」「こわかったね」とあやしてもらえる場所。 あまやかすというイメージがあるのですが、Kojunが要だと思っていることは「自立を願っている」です。 「よしよし、こわかったね」というのは、「それでも独り […]

  • 2022-10-03

幼少期を扱う心理セラピー

人生を支配する感情パターン/対人関係パターンのお悩みを扱う場合は幼少期に触れることが少なくありません。 アダルトチルドレンや家族機能不全の影響について扱う場合ももちろん幼少期に触れます。 「あの頃」と「いまここ」 ただし、深層心理に変化を狙う場合は、ゲシュタルト療法や力動アプローチを取り入れます。 […]

  • 2022-06-27

無秩序型の愛着パターンから大人をみる

子どもの愛着パターンの中に無秩序型というのがありますね。 私は大人向けの心理相談をしていますので、別の類型で愛着スタイルというのをみているのですが、ちょっと気になりまして。 幼児のことはさておき、思春期や青年期などの子が無秩序型とも似た様子を示すという話を聞いたりしたとき、ふと思うのです。 回避型や […]

  • 2021-05-24

「愛着安定化」の心理セラピー

愛着安定化のためのセラピーについて書いてみます。 ラベリングに関する注意点 単に「愛着障害を解決したい」というだけではセラピーは始まりません。どうなりたいかが大事です。 「愛着障害」はラベルであって、愛着理論に着目したアプローチや方法があるだけです。そのアプローチがご要望を叶えそうなら、その心理セラ […]

  • 2020-10-08

「安心基地」と「好ましくない依存」の見分け方

ACや愛着不安定の癒やしに必要な「安心基地」と、悪循環となる「好ましくない依存」とは、どのように見分けられるでしょうか? 良い依存と、悪い依存とも言いかえることができるかもしれません。 ご相談されたときに答えていることを書きます。 「人に依存すること」について相談されること たとえば、愛着不安定の方 […]

  • 2020-06-01

不完全な愛を拒絶すると、偽りの愛が欲しくなる

心の悩みを克服したクライアントたちが語る世界を参考に、ひとつの世界観を描いてみます。全ての人にあたはまる話ではありませんが、ヒントになればと思います。 ある種の心の問題が解決してくると、映画のような綺麗事の愛のストーリーなんか求めなくてよくなるようです。不完全な愛も大切になります。 「愛なんか欲しく […]

  • 2020-01-19

強烈な心理的なブレーキ

何かの行動がどうしても出来ない。普通なら出来るはずのことが出来ないというとき。 他人に説明できないなにかがあって、心臓が潰れそうな感じがする。 批判されそうだから理由を話せないものや、言葉に出来ない漠然とした感覚のものもある。 社会的な善し悪しはともかく、そうなっているには、理由がある。怠けてるとか […]

  • 2019-06-29

「わたし愛着障害なんです」では解決しにくい

自己紹介で流行った 人の健康に関わる支援業の方とお話しすると、「『私は愛着障害です』と自分で言う人が増えたのねえ」と言われます。 数年前に言葉が流行ったんですよね。 「愛着大事だよねえ」ではなく、必ず「わたし愛着障害なんてす」という形で聞かれます。 「愛着障害を克服したい」とも違います。 もし、一般 […]

  • 2019-06-21

『不思議の国のアリス』とひきこもり

さて、お悩みの方々には、職や社会的地位を失ったりしついる人もいます。歳をとることで、弱い自分というものを体験するひと悶着います。 『不思議の国のアリス』では、アリスの体が巨大化したり、縮んだりします。 アリスが大きくなると、部屋に閉じ込められ、不自由になります。 アリスが小さくなると、テーブルの上の […]

  • 2019-06-21

ブレーキを外してはいけない人もいる

背中を押しても動けない人がいてね、「ブレーキがある」なんて言われるのね。そうなると、自己啓発や古典的なコーチングが効かないなんて言われるにゃ。 で、ブレーキを外すセラピーというのがあたりする。 たとえば、対人不安があるから伸び伸び活躍できないという場合、対人不安を解消すると伸び伸び活躍できたりする。 […]

  • 2019-06-20

「治ればよいというものではない」という感覚

厳密に定義されたものではないですが、心の問題解決には2分野あると思ってみてください。 一つはアンインストール系。問題が生じているので、それを取り除けばよいというもの。 たとえば、飛行機恐怖症で海外出張に行けなくて困ってるとします。その場合は、飛行機恐怖症(飛行機は恐いという自動反応)を取り除けばよい […]

  • 2019-05-24

「感じなさい」にもいろいろあります

「頭で考えるのではなく、感じなさい」などと言われますが、「感じなさい」にもいろいろあります。 グランディングを意図している場合 瞑想やボディワークでしばしば用いられます。 この場合の「感じる」は、いま、ここに意識を集中したり、身体感覚を取り戻すというものであることが多く、「未来の心配」「過去の後悔」 […]

  • 2018-02-22

「セラピストの言葉が呪いをかける」と戒められていること

数年前に、セラピストが人に「あなた愛着障害ですよ」と言ってクライアントを獲得するのが流行りましたね。トラウマやアダルトチルドレンの分野では、もっと前から気を使われていたことかな。 それは「セラピストの言葉が呪いをかける」と戒められています。 相談されれば、恐怖症なのか、人生脚本なのか、PTSDなのか […]

  • 2017-06-03

Kojunの学び方 〜 愛着とインナーチャイルド

ずいぶん以前ですが、愛着スタイルの問題の扱い方を調べていたことがありました。 ※「愛着障害」という言葉が普及しましたが、私は「障害」という言葉をあまりお勧めしていません。説明する必要があるときは、「愛着スタイル」「愛着不安定」と言ったりしています。 基本的な心理セラピーの方法は、当時すでに確立されて […]

  • 2015-08-06

心理セラピストが読み解く、映画『秘密の花園』

映画は人の成長や克服を描いています。心理セラピーもまた、そのプロセスを短時間/短期間で支援するものです。従いまして、よく似ています。癒しの体験を求めて、心理セラピストと一緒に映画を観てみましょう。 今回の映画は『秘密の花園』です。原作は児童文学です。 あらすじ 孤児となった少女メアリーが、叔父様の屋 […]

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