心理セラピー・心理相談

今回は心理セラピーの技法のお話。心理セラピーもいろいろあるのですが、多くのカウンセリングに共通なこと。

セラピストはクライアントの話にたいして、次の3種類を返すことが出来ます。

・反射
・オウム返し
・解釈

「反射」は、本人の感覚をくみとること。セラピープロセスを進めるにはこれが必要とされています。

「解釈」は、専門知識を当てはめて推測した仮説を伝える。または当てはまりそうなセオリーを伝えること。(コンサルティングや診断みたいな感じですね)

「解釈」ではセラピープロセスを進めることができません。私の個人セッションでは、事前相談の途中で使います。相談者の悩みから、根本原因を推測したり、解決策を提案したりします。

素人の悩み相談は、専門知識ではない個人的な信念に基づく解釈をしがちです。人はこれをやると気持ちがよい。自分の人生経験が役に立っているような満足感がありますので。プロはそのような満足感を求めません。

「オウム返し」は、「反射」が習得できていないセッショニストでも出来る対応方法です。表面的な対応ですが、「解釈」や「素人解釈」を避けることができる。ですので、カウンセリングスクールなどの入門で教えられていたりします。これは一般の方々もコミュニケーション技術として習得しておいてよいかもしれません。

さて、プロでも習得が難しいと言われる「反射」。なぜ難しいのか。

これはその瞬間に現れる独特のニュアンスのくみ取りです。これは心理学などを勉強するほど「解釈」化して、的外してしまいます。ですので、セラピストは、勉強した以上に自分の中で情緒の揺れを体験しておく必要があります。セラピストがどれだけ自分と向き合ってきたか、試されるわけです。

一般の方がちょこっと心理学を勉強したばかりに、「反射」できなくなっているということがよくあります。

それと、綺麗じゃないもの、間違ったことを出せない人も「反射」が苦手です。ある意味で、クライアントと一緒にダークサイドに堕ちることができる必要があります。

綺麗な心でいたい人はセラピスト向かないのです。(笑)

どおりで、私が学んだ師匠たちも、黒歴史を持つ人たちが多い。私がクライアントなら、一緒に汚れてくれるセラピストを信頼します。

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