- 2016-01-23
余計な同情の言葉もなく
つくづく思うのは、人に嫌われたくない、人に好かれたい、というのが強い人はセラピスト向いてないです。セラピストが好かれるためのセッションほどひどいものはない。 人が悩みをうちあけたとき、こう言ったら好かれるだろうな、こうやったら優しいと思われるだろうなという場面は多々あります。それを取りに行きたくなる […]
つくづく思うのは、人に嫌われたくない、人に好かれたい、というのが強い人はセラピスト向いてないです。セラピストが好かれるためのセッションほどひどいものはない。 人が悩みをうちあけたとき、こう言ったら好かれるだろうな、こうやったら優しいと思われるだろうなという場面は多々あります。それを取りに行きたくなる […]
心理セラピーで過去を扱うと言うと、「過去は変えられないのではないか」と言われることがあります。 そのとおり、ある意味では過去は変えられません。「過去を変える」と「過去を扱う」は別のことです。 ※心的現実(サイコリアリティ)の比重や現象の場(主観的な世界観)としての過去が変わることはありますが、過去が […]
心理セラピー(心理療法)では、「嫌われるのがこわい」を解消したり、ありのまま(人から好かれなくても)の自分に価値があるという深層心理状態を目指したりします。 一方で、好印象を与える振る舞いを習得することで人間関係が改善し、幸せへ近づくことも事実です。 はたして、嫌われえるのを恐れた方がよいのでしょう […]
人から嫌われることを過剰に恐れて、人の顔色を伺う生き方をしていると気づいた人に、その深層心理を解消することを勧めると、かなりの確率で「楽にはなりそうだけど、悪い人間になってしまいますね」と躊躇します。 実際のところ、その心配無用のことが多いです。 でも、いい人ではなくなるかもしれません。 いい人じゃ […]
人の話したことに対して、反論したくなったり、言い負かしたくなったりする性質が強いと、体力も精神も人間関係も消耗します。 境界線が弱いと反論したくなる たとえば、知人から何かアドバイスを受けて、それを実行したくないとき。猛烈に反論してしまう。たとえば、誰かが言った意見が自分の考えと違っていたとき、言い […]
人には承認欲求というのがあって、誰しも褒められたいと思っている、と言われています。 では、褒められると幸せになるのでしょうか。 「褒められると不安になる」、「褒められるのが苦手」という人もいます。 褒めることについては、いろんな側面があるのですが、ここで1つの視点を提供してみます。 自他を大切にする […]
本当の自分を生きることや、生きづらさを克服するために必要なことって何でしょう? 本を読んだり、ワークショップに参加したり、人と話したり、旅に出たり・・・。何をしようとしているのかというと、次の3つを揃えようとしているのではないでしょうか。 人が人生の宿題(内なる試練の洞窟)に挑むときに必要な3つの鍵 […]
なぜ人には寿命があるのでしょうか。 ここで関心があるのは、肯定的な意味(なぜ神様は人に寿命を与えたの?)です。 ※生命科学的な理由は、細胞を作る回数(DNA複製の回数)に上限があるからだとか。 ありのままの自分や他人に出会う どんな自分でも素敵。 (いきなり、すぎましたか?) 中年後半くらいで、社会 […]
映画は人の成長や克服を描いています。心理セラピー(心理療法)もまた、そのプロセスを支援するものです。従いまして、よく似ています。 心理セラピストと一緒に映画を観てみましょう。 今回の映画は『クジラの島の少女』です。 あらすじクジラと関わりの深いニュージーランドのマオリ一族。その族長一家に女の子が生ま […]
Q.言葉になっていない願望がはっきりするというようなことはありますか? 心理セラピーを通じて、ご自身の願望がわかるようになるということは多々あります。どうしてそうなるのか、その一部をみてみましょう。 深層心理の足枷解除によって 「一番好きな人ではなく、二番目に好きな人と付き合う」ということを繰り返し […]
Q. 結果を得るのに、どのくらいの期間を必要としますか? Kojunセラピーの場合、1つのお悩み解決の目安は、セッション回数で2~5回です。セッション間隔は2~4週間ですので、1~3ヶ月で成果を狙います。 大きく生き方を変えるために、継続的に取り組むこともできます。 セッション各回で1つの課題を扱う […]
映画は人の成長や克服を描いています。心理セラピーもまた、そのプロセスを短時間/短期間で支援するものです。従いまして、よく似ています。癒しの体験を求めて、心理セラピストと一緒に映画を観てみましょう。 今回の映画は『秘密の花園』です。原作は児童文学です。 あらすじ 孤児となった少女メアリーが、叔父様の屋 […]
いつか書いてみようと思っていたことがあるんです。 高校の体育祭で、クラス対抗の応援ダンス合戦というのがありました。 私がいたのは男子だけのクラス。「女子がいるクラスでは出来ないようなバカなことをして、笑いをとる」ことが恒例となっていました。 ダンスの決めのポーズのところで、ペアの一人が胸をつきだし、 […]
心の病について調べると、原因として「過保護・過干渉」という言葉がしばしば書かれています。 過保護というと”甘やかされれて育った、甘ったれた人”というイメージがあるかもしれません。 過干渉というと、”なんでもやってもらえて、苦労を知らないから、怠け者になった人”というイメージがあるかもしれません。 こ […]
アダルトチルドレン等が「動けない」「行動ができない」という場面でなんとか動きだすため、悪循環から一歩抜けだすための応急的な対処法を書きます。 次のような方向けです。 ✳︎うつ病の療養中など、行動しないことが必要なときもあります。通院されている方は医師に従ってください。 このチャートをプ […]
心理の専門家が説明なく「あなたはアダルトチルドレン(AC)です」とか「あなたはトラウマです」とか「あなたは愛着障害です」と言うことは多くはありません。解決方法を提案するために言うことはあるかと思います。専門家にラベルを貼られることで、そのラベルに支配される(新たな症状が発生したり、症状から抜け出しに […]
朝の気分が辛い。眠いとかいうよりも、起きて活動することが、なんだか恐ろしい。憂鬱な朝の対処法です。 朝、生き甲斐をもって起きたいものですが、生活リズムや睡眠が整わないことには、追い詰められて、それどころでない状態。 行動しようとすると心理的な抑止がかかるときの対処法は、 に書きましたが、今回は睡眠と […]
悩み・苦しみが続くとき。なんとかしなければと思うけれど、精神的に余裕がなくて、どうしていいかわからないとき。 そういうとき、何もできていないようでいて、実は少しずつ改善への努力をしていたりするものです。自分を見くびらないでください。 でも、弱ってますよね。無力感があるのはしかたない。そんなときに自分 […]
今回はドキュメンタリー映画『Girl Rising ~私が決める、私の未来~』を紹介します。 途上国の子供の厳しい状況を、9人のドキュメンタリーで分かり易く紹介しています。 NPO活動の支援を求める目的の映画ではありますが、とても観る人のためになります。 同情や罪悪感に訴える構成ではないです。 見ど […]
なんだかとても恐ろしい感じがする。自分にとってショッキングな刺激があって動揺している。「あー、どうしよう、どうしよう」と敏感になり過ぎている。絶望が迫ってくる。 人が恐い、実行できない、焦りまくる、など、不安が状態では、消耗し、冷静な判断がむずかしくなります。 様々な技法を参考に、当事者たちと一緒に […]
カウンセリングについての議論で、こんな話題がありました。 ひどく苦しい状況の人に、こう聞かれたら、どう答えるか。 「なんで私(だけ)がこんな目に会うんでしょうか・・・」 これ、お気持ちのよくわかる、大きなテーマ(問い)ですよね。 試練には意味を見出すアプローチ 「この試練には何らかの意味があるはず」 […]
ある人が言いました。 「私も最近考えるんですよ。自分にとっての幸せって何だろうかって」 私たちは、悩んだり、気づいたり、励まされたり、出会ったり、試行錯誤しながら、自分にとっての幸せを考えてゆく。 それは謎解きのようだなと思います。心と人生の謎解きです。 驚きや感動もあり、不安や落胆もあり。一歩進む […]
幸せを諦めそうになるとき、こんなふうに考えていませんか? 「人生は辛いことだらけだ。それらはとても無くなりそうにない。だから幸せになるはずない」と。 辛いことが無くなるまで、幸せは来ないのでしょうか。 また、辛いことがなくなれば、幸せになれるのでしょうか。 そういえば、「辛い」と「幸せ」は字が似てま […]
出会う人に、何のしがらみもなく、最初で最後に一言だけ言うとしたら、どんな言葉を選びますか? 座右の名とか好きな言葉のシェアではなくて、自分が人にかける言葉です。 私はこんな言葉が思い浮かびました。 「あなたは生きる、自分を生きる」 自分が生きることに許可が出ていない人は意外に多くいます。誰かに認めら […]
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