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科学主義の落とし穴
- 2023-03-20
心理療法のエビデンスが含む意味
ある心理セラピー(心理療法)に効果エビデンスがある(統計的に成績がよい)とされるとき、次の2つの情報を含んでいるように思います。 効果エビデンスのWhat情報 たとえば、認知行動療法のエビデンスは、「自動思考や中核信念を変更することで、悩みが解消する」という原理が多くの対象者に成り立つことを示唆して […]
- 2022-10-01
なぜマニュアル化されない心理療法があるのか?
感情体験を重視する力動的なセラピー、本人主導を重視する人間性アプローチというのは、手順よりもセラピストの生き様などが影響を与えやすいものです。それゆえ、マニュアル化、標準化しにくく、さらに効果検証、エビデンス研究が困難です。 そのことを具体的なイメージで説明してみましょう。 例1:マニュアル化すると […]
- 2022-08-23
「科学的」で思考停止しない
「科学的」という言葉を使うと科学でなくなる 実験室の中の出来事に科学というお墨付きをあたえると、実験室の外でも成り立つと信じられます。 その科学的証明とは、たとえばこんな実験のことです。 「ポジティブな姿勢や言葉を実行した場合と、ネガティブな姿勢と言葉を実行した場合を比べて、そのあとの課題の成績が前 […]
- 2021-01-20
「多くの人に効果がある」≠「私に効果がある」
「エビデンスのある心理療法」というような言葉が流行しています。 「エビデンスがある」と言われると、効果が保証されているように聞こえます。「エビデンスがない」と言われると、アヤシイ感じに聞こえます。 ですが、これらは「よくある誤解」と呼ばれるものです。 「エビデンスのない手法を撲滅しよう」なんて言うエ […]