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意見的説明

  • 2023-07-27

AI視点でアセスメントを俯瞰する – DSM-5診断基準を例に

この記事はどちらかというと臨床家向けです。 DSM-5(精神疾患の分類と診断の手引き)の診断基準の一部を、あえてAIのニューラルネットワークで表現してみようと思います。 心理カウンセラーのための、DSM-5を使った人工知能入門でもあります。 なんだか大袈裟なタイトルになってしまいましたが、目的は次の […]

  • 2022-10-14

母性と父性

母性 母性というと、安心基地として逃げかえる場所。傷ついたときに、逃げかえることができて、「痛かったね」「こわかったね」とあやしてもらえる場所。 あまやかすというイメージがあるのですが、Kojunが要だと思っていることは「自立を願っている」です。 「よしよし、こわかったね」というのは、「それでも独り […]

  • 2022-08-05

認知再構成法+深層心理セラピーの統合

認知再構成法(CR)というのは狭義の認知行動療法です。昔は認知行動療法(CBT)といえばこれのことを指していましたが、いまではいろいろな認知行動療法が出てきたので、ここでは認知再構成法(CR)と呼ぶことにします。 CRはわりと意識に近いところ(前意識くらい)までを扱うものですね。自動思考の変化を狙う […]

  • 2022-06-24

ACEsの過去とゲシュタルト療法の「いまここ」

勉強会で話す機会がありましたので、ついでにブログにもゲシュタルト療法の「いまここ」について書いておきます。 以下は、実践経験からKojunなりの説明を書いてみます。 アダルトチルドレンというのは、心理セラピーにおいては過去を扱うということを意味しますので、「いまここ」といいながらも幼少期の感覚をいま […]

  • 2022-03-26

「自分でやる」けど「独りでやらない」 – 深層行動活性化

深層の心理セラピーやカタルシス体験などによって成長のブレーキが外れた後に行う、行動活性化についてお話してみたいと思います。 行動できるようになるための2段階 「ブレーキ外し」と「アクセル踏み」の2段階のようなものです。 深層のブレーキというのは、たとえば「家族を見捨てて私だけ幸せになってはいけない」 […]

  • 2022-02-21

マインドフルネス? 「考えるな」では上手くいかない

マインドフルネス、瞑想、ポージングなどは作為的な思考も含めて「なにもしない」状態をつくるんだけど。 「考えるな」という助言はあまり上手くいきません。 「雑念を否定してはいけません」というのも上手くいかないです。 瞑想などの実践について、よく聞かれる「無になるってことですか?」という質問に対して私は「 […]

  • 2021-09-27

自己一致ってなんですか

「自己一致」とはなんなのかと尋ねられることがあります。感情を扱う心理セラピストの観点で、分かり易く説明します。 感情の不一致から入門すると分かり易い 「自己不一致」を理解すれば、「自己一致」が分かり易いでしょう。 これが定義というわけではないのですが、意識と無意識が一致していないという例を挙げてみま […]

  • 2021-01-18

感情処理による心理セラピー

ここではKojunの心理セラピーの土台の1つ、感情処理に基づく力動アプローチ(感情力動アプローチと呼ぶことにします)について書いてみたいと思います。 そのルーツ 「精神力動アプローチ」はずっと遡れば精神分析から派生いした心理療法の主流の1つです。人間の無意識を扱うというのが特徴です。 比較的新しいと […]

  • 2020-11-18

父性剥奪 – 「お前はきっと上手くいく」では上手くいかない

生き方に関するお悩みのなかに、自由に挑戦ができないというお悩みがあります。 ピンポイントで特定の行為や場所に対する恐怖症というわけでもなく、自由に行動できない。誰かの許可がないと行動できない。そんな感じでしょうか。 父性剥奪 一見すると、失敗が恐いというような振る舞いに見えます。全般性不安のような症 […]

  • 2019-02-09

自己一致すると見えてくるものがある

自己不一致が解ける具体例と、心理セラピストの探し方について。 自己不一致 「自己不一致」というのは、自分に正直ではないことを言います。それは人間だれしも持っているものだと思います。 一般的には「自己一致していない」と言うのでしょうけど、私は完全一致を目指すよりも、必要に応じて不一致を解消することをお […]

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