TAG

Kojunセラピーの特徴

  • 2021-12-19

肯定的な心理セラピーはポジティブ・シンキングではない

肯定的とは正し急がないこと 私には心理セラピスト業界の好きなところと嫌いなところがあります。 好きなところは「正しさを強制してこない」ってとこです。 嫌いなところは「正しさを強制してくる」ってとこです。 「したくない」「したけどできない」「したくない自分を受け入れたい」などなどの、ありのままの自分を […]

  • 2021-12-08

家族システムと感情焦点化/力動アプローチ

家族システムに関わるお悩み ある人が精神的なトラブルを発現しているけど、実は家族システムの問題がその人に表れている、ということがよくあります。 家族システム論では、その人のことをIP(Identified Patient)と呼びます。「患者として認識された人」というような意味だと思います。 私は「S […]

  • 2021-11-18

根本解決のための心理セラピー

Kojunの心理セラピーの客層は根本解決を探している人たちが殆どです。いろんか実践をしてきて、それはそれで役に立ったけど、根本解決ではなかったとおっしゃいます。 そのことは、深層心理セラピーということと関係しています。 深層心理を扱うことが根本解決につながるとはどういうことか、書いてみようと思います […]

  • 2021-11-17

心理セラピーと原因論の罠

以前にも書いていますが、もう一度書いておこうと思います。 たとえば、お悩みが「やっかいな対人反応パターン」だどします。その根本原因は無意識レベルのなにか、たとえばトラウマ、恐怖症、愛着不安定などなど)です。そして、それがつくられたきっかけが、たとえば「ネグレクト」や「家族機能不全」ですね。きっかけは […]

  • 2021-10-02

間主観アプローチ

Kojunの心理セラピーの特徴でもある「間主観的アプローチ」について書いてみます。それは、主観的と客観的のどちらでもないものとして説明されます。 主観的 一人称 I 内省・体験・内面 間主観的 二人称 we = I + you 共感・対話・内面 客観的 三人称 it 科学・論理・外面 久保隆司著『ソ […]

  • 2021-09-29

心理セラピーは過去をほじくる?

よく、「精神分析の流れをくむ心理セラピーは過去をほじくるから、けしからん」という意見があります。 知識を使って、「きっとこの人は幼少期に〇〇で、いま〇〇になってるんだな」みたいに人を見て、過去を言い当てたり、アドバイスしたりするのが時々流行ります。 そしてその反動で、精神分析ぽいアプローチが批判され […]

  • 2021-08-25

感情処理はセラピストを選ぶ

ここでは感情処理に基づく力動的なアプローチを感情力動アプローチと呼んでいます。 精神分析と感情力動の違い どちらも無意識に触れてゆくアプローチではあります。 「意識化する」 ≠ 「頭で理解する」 無意識にあったものが、意識できるようになる。涙がボロボロこぼれたり、鳥肌が立ったりします。これは「頭で理 […]

  • 2021-07-16

人生で繰り返されるパターンの正体

「なぜか不適切な異性を選んでしまう」「いつも肝心なときに〇〇してしまう」というような、人生で繰り返されるパターンというお悩み。 繰り返されるということは、懲りても解消しないということですね。つまり、無意識レベルに問題の原因がある可能性が高いということです。 置き去りにされた自分に触れる 人生で繰り返 […]

  • 2021-06-16

感情焦点化/力動アプローチの「手順ではない何か」

感情力動(感情焦点化、感情処理にもとづく精神力動)アプローチでは、抑圧された感情に触れてゆきます。 たとえば、あがり症の人は、具体的な話になると緊張場面に対して「平気です」と言ったりします。本当は恐いのですが、その感情を抑圧しているわけです。または、人を恐がっていることを認めたとしても、それがどうい […]

  • 2021-05-24

「愛着安定化」の心理セラピー

愛着安定化のためのセラピーについて書いてみます。 ラベリングに関する注意点 単に「愛着障害を解決したい」というだけではセラピーは始まりません。どうなりたいかが大事です。 「愛着障害」はラベルであって、愛着理論に着目したアプローチや方法があるだけです。そのアプローチがご要望を叶えそうなら、その心理セラ […]

  • 2021-04-29

トラウマ克服のアフターケアと再決断療法

心理セラピーに手応えがあったとき、Kojunがよく「その感覚をよく覚えておいてください」と言います。 それはせっかく解消したトラウマに戻ってしまうのを防ぐためです。 ※ここに書くのは、権威者による定義・解説の二次情報ではなくて、私の私見です。 「再決断」はコミット宣言ではない Kojunの心理セラピ […]

  • 2021-03-22

「交流分析+実存療法」による 心理カウンセリング

Kojunの心理カウンセリングは、お悩み対処や解決のヒントを求められることが殆どですので、「聴くだけ」ではなく質問もコメントもします。 その対話は、交流分析的なものと、実存療法的なものが主になります。必要に応じて、わかりやすい具体例、類似ケースの克服シナリオなどもお話します。 交流分析的な対話 対話 […]

  • 2021-03-19

主人公モデル: 人間中心の心理セラピー

障がい者支援の分野などで、「個人モデルと社会モデル」という言葉があります。 「障がい」とは障がい者個人の問題として支援したり訓練したりするのが個人モデルの支援。「障がい」とは社会の問題であるとして、社会インフラを整えたり人権などの教育を充実させたりする支援を社会モデルです。 Kojunの対人支援(心 […]

  • 2021-02-19

「恐怖症」の心理セラピー

Kojunのところで取り入れている恐怖症の心理療法(心理セラピー)について。 そもそもそれは「恐怖症」なのか まず、「〇〇が恐い」が全て恐怖症であるとは見立てません。「見立て」はラベリングのためではなく、悩み解決の手法やアプローチ選ぶために行うのですが、「恐怖症」は認知の修正が有効そうなケースのこと […]

  • 2021-02-02

大人向けの心理セラピー

いまのところ、私の心理セラピーは子供向けには提供していません。 心理セラピーのスタイルが「自立を促す」ものだからです。それは「甘えるな」ということではなくて、大人の自分と子供の自分を共存させてゆくという意味です。最終的にセラピストが側にいなくてもよくなると言うとわかりやすいかもしれません。 ※ここで […]

  • 2021-01-26

心理セラピーの「過去の記憶」に触れる/触れない

トラウマ解消について、「過去の出来事について思い出さなくてすみます」と宣伝している心理セラピーがあります。一方で、私などが主に提供してきたのは「思い出す」系です。(参考:) 「思い出す」から「辛い」のか? 「過去のことを思い出すセラピーは辛い」みたいな前提で説明されることもあるようです。 しかし、過 […]

  • 2021-01-18

感情処理による心理セラピー

ここではKojunの心理セラピーの土台の1つ、感情処理に基づく力動アプローチ(感情力動アプローチと呼ぶことにします)について書いてみたいと思います。 そのルーツ 「精神力動アプローチ」はずっと遡れば精神分析から派生いした心理療法の主流の1つです。人間の無意識を扱うというのが特徴です。 比較的新しいと […]

  • 2021-01-07

「性被害」の心理セラピー

主に当方で行っている性被害トラウマに関する心理セラピーを説明します。 ※ショック反応がある方は無理して読まないようにご注意ください。 性被害セラピーの対象 長期化する側面 性被害については、出来事からある程度年数が経過した心の傷を主に扱います。 「嫌いな人を拒むことが難しい」「好きな人に近づけない」 […]

  • 2020-08-25

絶望を感じて、本当に前向きになる

あることについて最近やっと自分がこの世の中に絶望していることを感じるようになりました。 拗ねていることは以前からありましたが、そうではなくて、ちゃんと絶望を感じることができるようになってきたということです。 そのおかげで、困りごとはいろいろとあっても、ずいぶんと幸せを求めやすくなっています。 このプ […]

  • 2019-10-15

時間が解決しない心の悩み、そのメカニズム

心理的なお悩みには、時間が解決するものと、時間が解決しないものがあるように見えます。 おおざっぱなことを言えば、時間が解決しない悩みというのは、解決しそうになると心理的な抵抗が起きるような仕組みになっていることが多いです。 それだけではありませんが、それが含まれていることが多いでしょう。 それは、解 […]

  • 2019-10-02

心理セラピーにおける暗黙の契約

どうやって心理的問題(トラウマなど)を解決するかを教える手法が多いです。 今私は、待つのか、導くのか、といったところの学びを大切にしています。 私は、本人(クライアント)から注文されたことしかしないというスタンスでスタートしています。この注文の合意をセラピーの専門用語では「契約」と言います。 頼んで […]

  • 2019-05-28

話を聴いてもらっただけでは解決しない苦悩

たとえば、あがり症の人がいたとします。 A群の支援者(講師、教師、コーチ)は、あがらないようになることを勧めます。「これであなたも人前で話せる」セミナー。「殻を破れ」、「コンフォートゾーンから出てみよう」。 しかしながら、あがり症の人にとってそれが逆効果だったりします。 そこで、B群の支援者(ロジャ […]

  • 2019-05-07

問題解決というよりも、生き方のセラピー

病を解消するというよりも、生き方のテーマを感じるケースがあります。 たとえば「対人不安でオドオドしてしまい、いじめられて、会社員生活がつらい」というケース。このような場合、対人不安を解消して、オドオドしなくなり、いじめられにくくなるというセラピーシナリオがあります。 ですが、いまの時代、それではすま […]

  • 2019-04-29

原因と罪悪と責任

原因と罪悪と責任は別のことです。 誰が原因をもっているかということと、誰が悪いのかは別のことです。 どこに行ってもイジメられるとしたら、イジメられる原因を自分がもっているかましれません。それは、必ずしも自分が悪いということではありません。 社長は責任をとります。社長に原因がなくても、社長が悪くなくて […]

- protected -