- 2021-02-01
親の世界から、大人の世界へ
Kojunは「裁きから赦しへ」「正すから赦すへ」というお話をよくしています。 罰を与えても上手くいかないことがある。叱っても上手くいかないことがある。いろんな分野でそのことは発見されています。ありのままの自分を受け入れることが必要。 さて、してはいけないことはわかったけど、ではどうすればいいのか? […]
Kojunは「裁きから赦しへ」「正すから赦すへ」というお話をよくしています。 罰を与えても上手くいかないことがある。叱っても上手くいかないことがある。いろんな分野でそのことは発見されています。ありのままの自分を受け入れることが必要。 さて、してはいけないことはわかったけど、ではどうすればいいのか? […]
人の悩みは人間関係、お金、健康(病気)がほとんどを占めると言われてきましたが、実はここ数年間は「自分がない」というテーマを聞くことが増えています。 もともと、生きる意味が欲しい病みたいなのとか、自分探しとか、やりたいことがわからないという悩みなんていうのはありました。なかったわけではないです。ただ、 […]
笑顔になる心のトラブルもあります。 心理用語では「ドライバー」と呼ばれるものの一種です。人を心配させないために、人の機嫌をとるために、人を喜ばせるために、人に好かれる(嫌われない)ために、笑顔をつくることが刷り込まれているケースです。 生き延びるために笑顔が必要だった人ですね。 カウンセリングルーム […]
高い目標を持って何も達成できなくなる人がいます。 楽器を習うときに、「あの名曲を弾きたいんです」と言います。ドレミファソラシドの練習はしたくない、最初から名曲を弾きたいと言います。で、いつまでたっても練習が始まりません。 名曲を演奏して「すげー」と言われたいそうです。ドレミファソラシドは弾いても意味 […]
トラウマ解消について、「過去の出来事について思い出さなくてすみます」と宣伝している心理セラピーがあります。一方で、私などが主に提供してきたのは「思い出す」系です。(参考:) 「思い出す」から「辛い」のか? 「過去のことを思い出すセラピーは辛い」みたいな前提で説明されることもあるようです。 しかし、過 […]
立ち上がれないときは、二通りあります。 決断して、えいやっ、と思い切っれば立ち上がれる場合。 それをしても苦しいだけ、激痛が起きる場合など、諦めたほうがいい場合。ギックリ腰を想像するとよいでしょう。 思い切った方がいいとき(動きにくいとき) 諦めたほうがいいとき(動けないとき) で、なかなか立ち上が […]
数年前に、こんな言ったら世間から叩かれそうで言えなかったこと、今なら大丈夫かもしれないので書いてみます。 「新型ウツ」という言葉が流行ったことがあって、マスメディアにこんなような事例と記事が載せられていました。 A君は ウツ病 の診断をもらい会社を休職しました。それなのにお出掛けして、満面の笑顔の写 […]
心理セラピスト、心理支援者の種類について、また一つの観点で書いてみます。 今回の観点は、たくさん助けたいセラピストと、ひとりを助けたいセラピスト。 ※「助ける」という言葉が上から目線かどうかの議論はここではしません。 もしかすると、あなたは多くの人を助けている支援者(カウンセラーなど)を探していませ […]
「エビデンスのある心理療法」というような言葉が流行しています。 「エビデンスがある」と言われると、効果が保証されているように聞こえます。「エビデンスがない」と言われると、アヤシイ感じに聞こえます。ですが、これらは「よくある誤解」です。 「エビデンスのない手法を撲滅しよう」なんて言うエビデンス警察もい […]
カウンセリングやコーチングなどの対人支援での「行動」の支援について違いをみてみましょう。 来談者(クライアント)が企画した行動を実行できなかったときに注目すると、支援の性質が様々に異なることがわかりやすいでしょう。 企画した行動とは、たとえば「〇〇教室を見学する」「次の面談までに映画を観に行く」とい […]
ここではKojunの心理セラピーの土台の1つ、感情処理に基づく力動アプローチ(感情力動アプローチと呼ぶことにします)について書いてみたいと思います。 そのルーツ 「精神力動アプローチ」はずっと遡れば精神分析から派生いした心理療法の主流の1つです。人間の無意識を扱うというのが特徴です。 比較的新しいと […]
心理セラピー(心理療法)をやっていると、「あのとき、相談者(クライアント)に起きていることを説明しておけばよかった」と後悔・反省することがあります。 でも、そのタイミングは、余計なことを言わない方がいいように思ったりして、言えないこともあるんですね。体験に集中してもらうためというのもあります。 たと […]
主に当方で行っている性被害トラウマに関する心理セラピーを説明します。 ※ショック反応がある方は無理して読まないようにご注意ください。 性被害セラピーの対象 長期化する側面 性被害については、出来事からある程度年数が経過した心の傷を主に扱います。 「嫌いな人を拒むことが難しい」「好きな人に近づけない」 […]
嫌な過去を忘れるべきか? 結論から言うと、「忘れるべき」は不正解であることが多いと思います。 自然に忘れてしまうならよいでしょうけど、忘れようとするのはそれとは違うかもしれません。 心理セラピーでは、過去にまつわる感情を解放したりします。その場合は、「忘れるのではなくて、解放しましょう」ということに […]
親子の関係については心理相談で頻繁に表れます。子育のご相談は専門外ではありますが、よくある話として、母として我が子に与える影響の心配をよく聞きます。 人生の足枷となる「助けを求めてはいけない」とか「人目を気にして生きろ」とか様々な刷り込みについて心配されます。 それに対してよくあるのが「そんなことな […]
カミングアウトしたことで幸せになった人たちはいます。だからといって、「カミングアウトしましょう」と言うのはひどいことだと思います。 加害者を許して楽になった人たちはいます。だからといって、「許しましょう」というのはひどいことだと思います。 自己開示して心の問題を解決した人たちはいます。だからといって […]
Kojunのところでちょっぴり多め 私は性別越境しているせいか、ずっと人に話せなかったという性暴力被害のトラウマに関するご相談がちょっぴり多めです。 Kojunの心理相談/心理セラピーに来られる方の依頼で多いのは、ある程度時間が経過した過去の出来事についての心の傷の癒しやPTSD症状の緩和です。 ど […]
誰に相談するか。相談相手の選び方について。 悩みを聴いてもらいたいのか、解決したいのかによって、求めるものが違うように思います。両方ということもあるでしょうけれども。 カウンセリングの基本で「アドバイスしない」というスタイルもあるようですが、それもケースによって善し悪しです。アドバイスが欲しいかどう […]
私は対人支援業者としては、珍しい世界観をもっています。 心理セラピストとしての私は「強い人」に関心があります。 多くの対人支援職者は「強い人には関心がない。弱い人をサポートしたい」と言います。 誰を「強い人」と呼んでいるかが異なるようです。 私が「強い人」と呼ぶのは、繊細な人、何かが出来ない人、不安 […]
「自己責任」という言葉に違和感をおぼえる人が多いですね。それは誰かの「私は責任負いません」を意味してることが多いからでしょう。 自分に責任をもつとか、自分の人生に責任をもつという意味では、それは精神的な自立ということになります。心理セラピストの視点からすると、それは「精神的な自由」とも言えると思いま […]
「友達の人数と幸せの関係」についての研究(統計調査)の話があるそうでして。 「友達が多いと幸せとは限らない」という示唆の結果で興味深いんですが。 研究テーマはいいんですが…この研究には私は不満があります。 主な幸せの尺度にの中に「うつ病になってない」があるようなんですよ。 「うつ病は不幸だからなる」 […]
生き方に関するお悩みのなかに、自由に挑戦ができないというお悩みがあります。 ピンポイントで特定の行為や場所に対する恐怖症というわけでもなく、自由に行動できない。誰かの許可がないと行動できない。そんな感じでしょうか。 父性剥奪 一見すると、失敗が恐いというような振る舞いに見えます。全般性不安のような症 […]
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