4月中旬~下旬頃に休業を予定しています。

ブログ

  • 2018-12-15

人を裁きたくなるとき、自分の苦しみが隠れている

「人が間違っている。人が悪である。人が未熟だ」とジャッジするとき、裁くとき、人を変えたいという気持ちが隠れています。 そのとき、「人が行動を改めてくれたら、人が考えを変えてくれたら、人が変わってくれたら、自分の苦痛が和らぐ」という、苦痛が隠れています。 「あなたは間違っている(変わるべきだ)」と言う […]

  • 2018-12-14

「過去指向の罠」と「未来指向の罠」を超える

「過去をほじくりまわす」だけのカウンセリングは、自分が不幸である理由がわかるだけです。人生で起きるできごとを、過去のことによって解釈しながら生きるという制約を背負ってしまいます。これを「(間違った)原因論(過去指向)の罠」と呼んでいます。 「過去をないことにする」カウンセリングもあります。「原因論( […]

  • 2018-12-04

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれない

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれないと思います。 それは、いくつかのちょっとドキッとする実体験から学びました。その話はしませんが… 心理学や手法手順を学んでもなれないのは、葛藤に付き合う場面があるからです。 それは「あなたは何を恐れていますか?」という質問をする役みたいなものです。 ※実際に […]

  • 2018-12-01

性トラウマの克服のビフォー/アフター

軽度の性トラウマの克服を経験した私が、克服のビフォー/アフターを語ってみようと思います。男性の腕力をもつ私ですら、こんなことが起きるのですから不思議です。 ※トラウマ反応のある方はお気をつけてお読みください。 ※なお、私は一般的な女性の被害体験、克服体験も心理カウンセリングを始める前から聞いています […]

  • 2018-11-30

背中を押されて起きることは、人によって異なる

背中を押されること、元気に振る舞えと言われること、それが役に立つかどうかは、人によって事情が違います。 腕力を使われた経験がある人と、ない人では、「押されないこと」の大切さが違うかもしれません。 自分にとってよいことが、他の人にとって同じとは限らない。それは、その人の何かがダメだからで、それを直すの […]

  • 2018-11-30

私がこういう人間になったのは何故か、1つのセオリーに解釈を固定するのは危険

事情が違うのです。なぜ違うのかを問わずに、仲間に受け入れることができる世界を夢見ています。 I am dreaming about the world.   でも、過去になにが起きたかを、自分がどういう人間であるかの理由にして語るのは、お勧めしません。(一時的には必要かもですが) だからこ […]

  • 2018-10-21

こわくて動けないときの、シンプルな魔法の言葉

こわくて動けないときの、シンプルな対処法の1つを挙げます。 「こわくない」と言わずに、「楽しみだ」と言ってみます。 心理カウンセリングで、クライアントさんのプロセスが進むときも「楽しみだ」が出ることがあります。「こわくない」のではなくて「楽しみ」、「こわいけど楽しみ」などです。 「こわい」を消すため […]

  • 2018-10-08

「人より優れなければ幸せになれない」という刷り込み

自信なさとか、余計な競争心とか、他者評価に生きるとか、そういったもの奥に、劣等感とか劣等コンプレックスというのが、ありますね。 劣等感を解決することは、劣等感を消せばよいというものではないというお話。 「人より劣っているという感覚」として自覚されることがあります。だからといって「人より劣っていない状 […]

  • 2018-10-05

ちゃんと泣く

ネイティブアメリカンの儀式でも、心理セラピーでも扱われる原始的な感情について。 原始的な感情である、「怒り」「恐い」のルーツは、身を守るためのものでしょう。戦うために血流を増やしたり、隠れるために血流を減らしたりね。これがない種は滅んだことでしょう。 もう一つの原始的な感情である「悲しみ」は、なんの […]

  • 2018-09-28

命綱を手放すこと

一年前のつぶやきを見つけました。 「人に命綱がついていてね。谷を飛び越えるためには、その綱をはずさないと、谷の向こうへは届かないなんてことがあったとしたら。綱をつけたまま飛んでも、失敗します。   だからセラピストやらコーチやらはその綱をはずしてもらおうとします。   私ね、その綱が解決を妨げるのは […]

  • 2018-09-04

怒りの感情の解放

怒りの解放は思い知らせることではない 「感情を出しましょう」とは、「感情を相手にぶつけましょう」という意味ではないです。抑圧に支配されていると、この違いが見えません。 たしかに心理セラピーのワークの中で、怒りを相手に伝えるイメージワークをすることがあります。それは抑圧されていた感情を解放するためのテ […]

  • 2018-08-05

思考を否定することが、感情アクセスではない

感情に気づくことは、あらゆる問題の解決のカギであり、宝の宝庫です。 一説によると、思考と感情は同時に使えません。また、感情を避けるために、思考していることも多いです。 ですので、感情へのアクセスを促すために、よく「考えてはいけません」などと言われたりします。 でも、思考を否定しても、それは思考の否定 […]

  • 2018-08-04

どちらのセラピストが必要か

光の話。 多くの人は信じませんが、たとえば、クレーマに悩む社長が、自分が恐がったことを認めたら、次回からクレーム対応が楽になります。このプロセスは旅です。 自分のネガティブ感情を認めることは「光」、解決のカギ。 光のセラピストは言います、「感情を感じなさい。あなたはそれが出来ていないからダメなのです […]

  • 2018-07-28

ムカつく相手はあなたのシャドウ投影(影の投影)!?

心理現象の「シャドウ投影(影の投影)」についておさらいです。 ここでの定義は、自分の中に隠しているものが、他人に投影されて見えることとします。 投影されて見えているもの(嫌いな相手のイメージなど)「シャドウ投影」が単に「シャドウ(影)」と呼ばれることもあります。鏡に映った「顔の鏡像」を見るとき単に「 […]

  • 2018-07-24

「アウェアネス」と「心理学的理解」の違い – 心の悩みを解くのはどっち

無意識や前意識にあるものを意識化することで、心の問題が解けてゆくというセラピープロセスというものはあります。しかし、それは自分と向き合う、アウェアネスということであって、心理学的に理解するということではありません。 「あー、だから私はこうなっているのかあ」と解ったところで、解決するとは限りません。 […]

  • 2018-07-23

心の闇を解くために、灯りを消しましょう

心の闇とは、真実を隠す力。 その話の前に、灯りを消しましょう。 不安が本当の気持ちを隠す たとえば、同業者はお互いに競合関係にあります。だから、「自分のお客をとられたら嫌だな」とか「同業者の客をとってしまったら、嫌われちゃう」という不安のようなものが発生することがあります。 そこで、即座にそれを隠す […]

  • 2018-07-23

カウンセリングでなにを話すの?

たいていは問題を話すことができません。 「針が刺さって痛い」と言うことができずに、「となりにハリネズミ君が引っ越してきたのは間違いだ」という話をします。 「間違いだ」「正しくない」「けしからん」「バカだ」「どうしようもないね」とは言えますが、「痛い」とは言えません。 言えないから痛みを解決できないの […]

  • 2018-07-19

解くのは本人です – 本人中心アプローチ

セラピストは解けやすくしますが、解くのは本人です。本当にそうです。 人を自由にすることはできません。人は自由になることができます。 「じゃあなんのためにセッション代を払うのか」と言う人もいます。そういう人はがっかりして、申し込まないです。 20年かかるところを2~3ヶ月に短縮したりは出来ます。 その […]

  • 2018-07-18

現代のセラピーは、矯正から願いへ

昔のセラピーは社会の常識に合わせるために、異常を矯正するものでした。今は、本人の望みをかなえるためのものです。そんなことを時々、記事に書いています。 でも、昔は本当に異常なものを矯正するものだったのだなあと思います。 たとえば、動物に育てられた子供が保護されたのち、結局人間の生活になじめずにジャング […]

  • 2018-06-28

「無意識」の結果が「意識」に現れる

20世紀の三大発見の1つが、「無意識」だそうです。その言葉はほとんどの人が知っていますが、その意味はほとんどの人が知りません。なんせ、無意識ですから。 「自動車の運転で無意識にウインカーを出す」みたいに、意識が自動化したような無意識もあります。これは分かりやすいです。何が起こったか、振り返って自覚す […]

  • 2018-06-25

一緒にいる人が薬になる、人薬(ひとぐすり)

もう1つのセラピーともいえる、人薬(ひとぐすり)について書きます。 精神リハビリ施設などで、他の患者さんたちと一緒にいることで、 ウツ などが改善に向かうことを「人薬(ひとぐすり)」と言ったりします。 「○○療法が効く」なんて言っているケースの多くも、実はそれを実践している施設やグループにおける人薬 […]

  • 2018-06-19

自分の本当の感情に気づいたときの注意点

私は、自分の本当の感情に気づくことをお勧めしています。ですが、もう一つ大切なこと、気づいてどうするかということを書きます。 気づくというのは、たとえばこんなことです。 「あの人にアドバイスしたい。それはその人のためだと、意識では思っている。しかし、その裏に怒りの感情が隠れていた」 さて、そんな風に気 […]

  • 2018-06-18

ルールを破るには光が必要

ルールを知らないのと、ルールを破るのは、だいぶ違います。 ルールを知らないと闇の支配を受けます。つまり、無意識の防衛反応に操られます。 ルールを破るときには、光を使います。つまり、本当の望みを知る必要があります。 闇に支配されてルールを破っているひとは、ルールを知らないのと同じです。それは、ルールの […]

  • 2018-06-16

「癒やし」なんていらない?

「癒しなんていらない」と言う人がいます。おそらく、「癒し」という言葉の意味を慰めや与えられる安らぎのように思っているのかと思います。 「与えられたい」という気持ちがある人は、癒し聞いて、は与えられる慰めや安らぎを思い浮かべます。そして、「いらない」と言います。 「いらない」と言うのは、それを求めて得 […]

<p>- protected -</p>