ブログ

  • 2019-06-18

私は、鞭で動かない人の体に、鞭の痕をみる

自分に鞭を打って動ける人と、自分に鞭を打つと動けなくなる人がいる。 鞭で動ける人は、鞭で動けなくなる人を、怠け者だとか思っている。 なんせ、鞭で打っても動かないのだから。 または、ちゃんと鞭を打ってないから動かないのだろうと。 私は、鞭で動かない人の体に、鞭の痕をみる。

  • 2019-06-15

ゆるすことで進む旅

自分(の現状)を赦すことで、進める旅があります。 それに反発する人がいます。 それと似たことを、英語や楽器の習得で見ることもあります。 英語の勉強を相談されたとき、片言で話すテクニックを勧めます。 しかし、ペラペラじゃないと人に非ずと思っている人はそれを拒否します。片言なんて赦せないのです。 楽器で […]

  • 2019-06-13

感情をコントロールしている人は感情に支配されている

「感情をコントロールする方法」というテーマの本やセミナーは人気があるかもしれません。 自分の意に反する自分の反応は厄介です。 問題は「感情」てはなくて、「反応的」「反射的」ということです。 下図を数えるとか、深呼吸をするとかの対処法は、感情を抑えようとしていますで、対処的です。 根本解決を目指す心理 […]

  • 2019-06-10

「ゆるし」が引き起こすシャットダウン&再起動

心の成長を伴う回復プロセスの中で起きるもうひとつのこと。赦しや安心のプロセスが進んだときに、瞬間的にぐったりすることがあるかもしれません。 たくさんの夢をいっきに見るような、覚醒とも爆睡ともつかない、感じだったりします。 それは大仕事の後の疲労感のようでもあり、肯定的な感じはすると思います。 急激な […]

  • 2019-06-09

回復の中で出会う抑うつ

心の成長を伴う回復プロセスの中で、抑うつが起きることがあります。それは、成長に対する抵抗のようなもので、行動や挑戦にブレーキをかけようとします。 そして、ブレーキの表れとして、体調が悪くなったりすることもあります。 周囲や関係者に言い訳が必要となりそうなときに、防衛反応として体調が崩れたりします。 […]

  • 2019-06-01

昔の神託や儀式は心理セラピー?

昔の神託やら儀式やらは、心理セラピーに似ていると思うことがあります。 こんなだったかもしれません。 「あなたは魔物に取り憑かれている」 (現代語訳:相手を変えようとするのではなく、自分を変えましょう。しかし、自分を責めることはありません) 「神は見ている」 (ここでは防衛反応を手放し、本当の自分に気 […]

  • 2019-05-31

心理セラピーの先輩たちから学んだこと

私は心理のテキストを鵜呑みにせず、体験を通して確かめる。 テキスト通りではないことはとても多い。 臨床といいながら、理論の多くの部分が推測でつくられている。 学ぶことで、人そのものが見えなくなる理論も多い。 治療者が治療者のために(治療者が傷つかないために)作られたものも多く含まれる。 「クライアン […]

  • 2019-05-30

セラピーの適切介入

カウンセリングやセラピーでの「介入」とは、ちょっと話の腰を折ったりすることを指します。 たとえば、「本当の問題は何か?」という介入があります。 前提として、人は本当の問題を偽の問題にすり替えていることが多いということがあります。 たとえば、「営業成績を上げるには?」という相談テーマ。本当の問題は「営 […]

  • 2019-05-28

話を聴いてもらっただけでは解決しない苦悩

たとえば、あがり症の人がいたとします。 A群の支援者(講師、教師、コーチ)は、あがらないようになることを勧めます。「これであなたも人前で話せる」セミナー。「殻を破れ」、「コンフォートゾーンから出てみよう」。 しかしながら、あがり症の人にとってそれが逆効果だったりします。 そこで、B群の支援者(ロジャ […]

  • 2019-05-27

逃げる人は弱い人か?

カウンセリングやワークショップでは、自分のテーマから逃げるということが起こります。 自己啓発などでは、「殻を破れ」とか「コンフォートゾーンの外へ」などと言って励まします。 その根底には、「逃げる人は弱い人」という評価があります。 しかし、もしも、逃げてしまう人には独特の事情があるとしたら? 「上半身 […]

  • 2019-05-24

「感じなさい」にもいろいろあります

「頭で考えるのではなく、感じなさい」などと言われますが、「感じなさい」にもいろいろあります。 グランディングを意図している場合 瞑想やボディワークでしばしば用いられます。 この場合の「感じる」は、いま、ここに意識を集中したり、身体感覚を取り戻すというものであることが多く、「未来の心配」「過去の後悔」 […]

  • 2019-05-23

その変化は貴重な体験

心理セラピーで変化が起きた方にとって、それは当たり前になってしまうのですが、その変化 を感じた瞬間というのを忘れないで覚えておいていただくとよいと思います。 私のところだけで全てが解決しなかったとしても。 その後もいろいろな悩みがあるかもしれませんが、ある種の心の苦悩は、本当に解消するということを体 […]

  • 2019-05-22

報告:奈良公園でワークショップと巫女コスプレ

カンファレンス・イベントで、ワークショップのファシリテーションを務めてきました。 Points of You Japan カンファレンス2019 ~古都・奈良に集う万葉の物語~ 場所は、鹿で有名な奈良公園にある「奈良春日野国際フォーラム」です。 前日に現地入り 鹿にあやしまれながら歓迎されました。 […]

  • 2019-05-07

問題解決というよりも、生き方のセラピー

病を解消するというよりも、生き方のテーマを感じるケースがあります。 たとえば「対人不安でオドオドしてしまい、いじめられて、会社員生活がつらい」というケース。このような場合、対人不安を解消して、オドオドしなくなり、いじめられにくくなるというセラピーシナリオがあります。 ですが、いまの時代、それではすま […]

  • 2019-05-05

必要以上に怒る人は、必要なときに怒れない

必要以上に怒る人は、必要なときに怒れない。というようなケースがあります。 人は怒るとき、何かの危険や不安を感じています。 怒りはそのリスクに対する対処なのですが、その恐怖に負けてしまうとリスクが何なのか見えなくなることがあります。 その状態をKojunは「怖れ」と呼びます。 「あー、あの人のことかぁ […]

  • 2019-05-03

「恐さ」は最も根源的のように見えます

人はネガティブ感情を避ける。その中でも、とくに「恐い」を怖がる。 自分の悲しみ、怒りは、目をそらしたがるけど、他人のそれは傍観しやすい(需要しやすい)ですが。恐怖だけは、他人のそれも怖れやすい(赦せない)です。 心理相談でも、「恐さ」を認めたくないという抵抗は、あまりにも支配的である場合があります。 […]

  • 2019-04-29

原因と罪悪と責任

原因と罪悪と責任は別のことです。 誰が原因をもっているかということと、誰が悪いのかは別のことです。 どこに行ってもイジメられるとしたら、イジメられる原因を自分がもっているかましれません。それは、必ずしも自分が悪いということではありません。 社長は責任をとります。社長に原因がなくても、社長が悪くなくて […]

  • 2019-04-25

知識が少ないと知識を使いたくなる

知識が少ないと知識を使いたくなる。心理学を使って「すごーい、どうして分かるんですかぁ」と言わせる。それをやってると、分からないことに耐えられなくなるよ。 決めつけとは、どうやら、自分が理解できる範囲に収めようとする性質。 理解できないということへの怖れ。 理解できないものを、否定もせず、目をそらすこ […]

  • 2019-04-09

強めの一時的な不安イメージの応急対処

強い不安についての応急対応には、呼吸法が有名ですが、ここではそのほか2つのアプローチを紹介して比べてみます。 タッチ 1つは、現実に近づくアプローチ。 目の前の現実に五感を触れさせます。テーブルや壁などの、目の前のモノに触ります。 そして、手すりなどに触れます。目の前の人の体に触れるわけにはいかない […]

  • 2019-03-06

ネガティブを怖れれば、ポジティブも怖れる

ポジティブでも、ネガティブでも、怖れは怖れです。 セラピーでは、「私は悲しい」のような言葉を言ってもらう場面と、「私は幸せになります」のような言葉を言ってもらう場面とあります。 ネガティブ感情を怖れて言えない人は、ポジティブ願望も怖れて言えません。 ネガティブ感情を怖れなかった人は、ポジティブ願望に […]

  • 2019-03-01

陰を見ることは光

闇が解ければ、解けるほど、たくさんの陰(小さな闇)が見えてくる。 暗闇では陰を見ることはできないが、日が射せば木漏れ日(小さな光)を見ることができる。 陰を見つければ、どこから光が射しているかが見えてくる。

  • 2019-02-23

あがり症の共通点

トラウマによる対人緊張の場合 対人緊張には様々な反応場面がありました。「相手が目上のときに緊張する」とか、「相手が複数人のときに緊張する」とか。 その背景にある深層イメージにも様々にあります。「攻撃される感じ」とか、「見捨てられる感じ」とか、「笑われる感じ」とか。 それらの「される」恐怖が強く、悩み […]

  • 2019-02-19

セラピストの見立ての良さとは

セラピストが自分と向き合う人であると、見立て(お悩みの原因の見極め)が良くなります。 それは、「よく当たる」という意味ではありません。 「決めつけない」「柔軟」「きめ細かい」というような意味です。 アマチュアは、当てることを目的としてします。「わー、すごーい。どうしてわかるんですかぁ」と言われること […]

  • 2019-02-18

熱心に売り込みすぎて売れなくなる – 自分を見捨てるのをやめたときに、それは変わります。

たとえば、セールスグループが熱心に売込みすぎて客に逃げられてしまうという相談があります。 自分を客観的に観ることができないのは、主観的に自分の感情・怖れ・欲求を観ることができないからです。 自分のサービスを押し売りしているのか、遠慮しすぎているのか、不思議なくらい客観的に見えません。そんなにまくした […]

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