- 2019-10-25
憤怒が適切に感情処理されると、この先が見える
適切に感情処理がなされると、無益な憤怒(身を守るためではない、怒りのような反応。思い通りと違う感じ)が解消することがあります。 憤怒の対象であった事柄が、ただのミス、ただの役に立たないコメント、ただの間違い、ただの誤解、ただの事故になってゆきます。 憤怒が解消してゆくと、なにかが残ります。怖さとか、 […]
適切に感情処理がなされると、無益な憤怒(身を守るためではない、怒りのような反応。思い通りと違う感じ)が解消することがあります。 憤怒の対象であった事柄が、ただのミス、ただの役に立たないコメント、ただの間違い、ただの誤解、ただの事故になってゆきます。 憤怒が解消してゆくと、なにかが残ります。怖さとか、 […]
カウンセリングなどては、アドバイスしないことが基本とされてますね。 実は専門的なアドバイスをすることはあるのですが。 アドバイスが役に立たなくて害になるケースというのは、正しいことを言うやつね。 たとえば、失敗を恐れて行動できない人に対して「失敗を恐れるな」とアドバイスするとか。 多くの場合に、これ […]
危険が迫っているときの「こわい」なら、危険回避行動を取ってください。安全確保ですね。 恐がりたくないのに「こわい」ときはの対処法を一つは挙げてみます。 それは、「こわくない」と言わずに「楽しみだ」と言ってみることです。 心理カウンセリングで何かに向き合うときにも、「こわくない」と言っちゃうと克服プロ […]
本当の問題は見えないようになっていて、人によっては生涯自分の影を叩き続けます。 目を開ける方法は、目を閉じてることに気づくこと。 目を閉じてることに気づく方法は、目を閉じていることを責めないこと。 目を閉じてることを責めない方法は、他人が目を閉じてることを責めないこと。 責めないことは、「あるがまま […]
ある人を信じてみると、自分を信頼できるようになることがあります。 誰がそのある人なのか、間違えると、すべてが偽りににります。 信じるというのは、疑わないことではありません。 信じられないという心の病をもつ人は、疑わないように努力します。 疑うことができる人は、疑ったり、確かめたり、信じてみたりできま […]
トランス女性を表に出して生きることは、ゆるやかな自殺でもあると思う。それは、考察してそう思ったのではなくて、実際に人が死んだり、先人のトランス女性に抱きしめられながらお話聞いたりしてきて思うこと。 私はちがうのだけど、身体にオペ(手術や注射)をすると健康に負担がかかる。命を縮めることになる。そうでな […]
心理的なお悩みには、時間が解決するものと、時間が解決しないものがあるように見えます。 おおざっぱなことを言えば、時間が解決しない悩みというのは、解決しそうになると心理的な抵抗が起きるような仕組みになっていることが多いです。 それだけではありませんが、それが含まれていることが多いでしょう。 それは、解 […]
私が異性装(ここでは、身体と異なる性別の服装をすること)をSNSで公開したとき… よく「うけるね」ボタンが押されました。 それは残念でしたが、その不愉快に負ける気はまったくしませんでした。 そして、とくに説明もしなかった。 「笑わないでください」とお願いする気など毛頭ありませんでした。 当時LGBT […]
「セラピーを日常に普及させる」という活動を知りました。 それは、専門家(知識に頼った人)ではない人が大事とかいう趣旨には一理ありますが、それと混同が起きているかも、と思います。 セラピーは非日常のものです。日常がセラピーのようにならない方がよいのではないかと思います。 セラピーでは、秩序を壊します。 […]
体験的技法は短期間に急激な変化が起きますので、対人支援業のブログやSNSには「クライアントに大きな変化があって感動しました」という呟きが多いです。 私はそういうの、あまりないです。 私がクライアント(来談者・相談者)の変化に感動したと呟かないのは、何故かしら。 「人間ってすごいな」という想いを持つこ […]
ときどき自分で気になって書いてるけど。 私は、使ってるメソッドの効果がすごかったとか、クライアント(来談者)にすごい成果が出たとか、ブログやSNSで呟いてこなかったなあ。 なんでやろって、気になってました。 メソッドの効果を呟かないのは、メソッドに興味がないんだな。知識としての興味はあるけど、価値観 […]
どうやって心理的問題(トラウマなど)を解決するかを教える手法が多いです。 今私は、待つのか、導くのか、といったところの学びを大切にしています。 私は、本人(クライアント)から注文されたことしかしないというスタンスでスタートしています。この注文の合意をセラピーの専門用語では「契約」と言います。 頼んで […]
トランスジェンダーに「もっと自分を出しなよ」とかアドバイスするのはやめておくれ。 それには代償がともなう。親から「死んでくれ」と言われたり、職を失ったりしている。そうまでして、やっと限定的に自分を出した。そんな人に「もっと出しなよ」と言うのは、その人が大きな犠牲を払ってきたことへの踏みにじり。 自分 […]
「ゆるせない」という体験を通り抜ける 私ね、殺したいほど腹立つ人がいます。拳で私の頭を叩いてきたあの人よりも、馬乗りで私の服を脱がそうとしたあの人よりも、騙してお金を取ろうとしたあの人よりも、その人だけはどうしてもゆるせません。 でも、平気なふりをしてきました。そうしていないと、暴れてしまいそうでし […]
「ほら、やっぱり」は強化サイクルの可能性があります。 人間は自分が心の底で信じていることを証明するように行動するという性質があります。 たとえば、「男性とは浮気をする」という信念が刷り込まれておると、浮気をしそうな男性を選び、浮気をするように仕向けます。 「私は出世できない」、「関東の食べ物は不味い […]
人に劣らないこと、人から批判されないこと、などの対人的な怖れ。 たとえば、そういったものの支配から自由になること。それが(私の)セラピー+αなんだろうなと思う。 ほとんどの人は「自由になりたくない」という選択をします。口ではなんと言おうが、実際の行動は「自由になりたくない」を選びます。 悩み苦しんで […]
クライアントの立場でいいますと、「頭で考えてはいけない」というセラピストやコーチの台詞が、私は苦手です。 セラピストとしての私は、クライアントに対して「頭で考えたことを、感じたことだと思い込まないように」とアドバイスすることはあります。 これらは、だいぶ違います。 多くのセラピストが、「頭で考えても […]
赤ちゃんは、最初は「○○がない」という認知はしないそうです。「ミルクがない」ではなく「空腹だ」といった体験がある。 「ミルクがある」状況と、「空腹だ」は全く別のものとして体験されます。 ミルクが与えられる経験を積むことで、「空腹だ」が「ミルクがない」になってゆきます。 「求めよ、さらば与えられん」と […]
自己紹介で流行った 人の健康に関わる支援業の方とお話しすると、「『私は愛着障害です』と自分で言う人が増えたのねえ」と言われます。 数年前に言葉が流行ったんですよね。 「愛着大事だよねえ」ではなく、必ず「わたし愛着障害なんてす」という形で聞かれます。 「愛着障害を克服したい」とも違います。 もし、一般 […]
さて、お悩みの方々には、職や社会的地位を失ったりしついる人もいます。歳をとることで、弱い自分というものを体験するひと悶着います。 『不思議の国のアリス』では、アリスの体が巨大化したり、縮んだりします。 アリスが大きくなると、部屋に閉じ込められ、不自由になります。 アリスが小さくなると、テーブルの上の […]
背中を押しても動けない人がいてね、「ブレーキがある」なんて言われるのね。そうなると、自己啓発や古典的なコーチングが効かないなんて言われるにゃ。 で、ブレーキを外すセラピーというのがあたりする。 たとえば、対人不安があるから伸び伸び活躍できないという場合、対人不安を解消すると伸び伸び活躍できたりする。 […]
厳密に定義されたものではないですが、心の問題解決には2分野あると思ってみてください。 一つはアンインストール系。問題が生じているので、それを取り除けばよいというもの。 たとえば、飛行機恐怖症で海外出張に行けなくて困ってるとします。その場合は、飛行機恐怖症(飛行機は恐いという自動反応)を取り除けばよい […]
心理カウンセリングなどの心の旅の中で、「怒り」と「怨み」の区別を学ぶことがよくあります。 誰かのことを批難して吊し上げているとき、「怨み」になっていことが多いです。 わかりやすい場面としては、「あなたは怒ってますね」と言ってみると、「別に怒ってなんかいません! アイツがけしからんと言っるんです!」と […]
自分に鞭を打って動ける人と、自分に鞭を打つと動けなくなる人がいる。 鞭で動ける人は、鞭で動けなくなる人を、怠け者だとか思っている。 なんせ、鞭で打っても動かないのだから。 または、ちゃんと鞭を打ってないから動かないのだろうと。 私は、鞭で動かない人の体に、鞭の痕をみる。
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