TAG

誰に相談するか

  • 2020-01-17

「解決しようとすると解決しない」お悩みが得意です

人の心の悩みの鍵は、動かそうとすると動かないことがあります。 「解決しようとすると解決しない」 それが、私の得意分野です。 「恐怖症だから、慣らす」とか、「動けない人を動くように促す」とか。そんなのが上手くいかないとき、「隠れた本質」というものがあります。 「問題が見えたら、それを取り除こうとする」 […]

  • 2020-01-16

心理カウンセリングの師匠たちは、私に既存メソッドを教えない。

クライアント(来談者)の悩みの本質を無視して、自分が知ってるメソッド(手法)を適用するみたいなことが頻発しているそうです。 心理セラピー(心理療法)のメソッドをパッケージ化して教える商売が流行った結果かもしれません。 「クライアントとして心理セラピーを受けるのが嫌だ」という人たちがセラピスト養成講座 […]

  • 2020-01-16

支援者を選ぶセンスは運と経験値

いろんな支援者(カウンセラーなど)に会うことで、だんだんと支援者を選ぶそのセンスは上がります。 最初は、偶然、知名度、権威で選ぶかもしれません。 うまくいかないとき、ただうまくいかないとおもうだけでなく、どんなふうに上手くいかなかったのかを知ることにもなります。うかくいかないなりに、何が得られたかを […]

  • 2020-01-13

立ち上がらない勇気

「恥ずかしがらずに、思いきって立ち上がってみよう。その小さな勇気や行動が未来を大きく変える」 そして、それはムーブメントとなって、個から集団へと広がる。・・・とよく言われる。 しかし、集団の中には、ギックリ腰の人もいる。その人にとって必要なのは、立ち上がらない勇気。これは小さな勇気ではない。 立ち上 […]

  • 2020-01-08

セラピストが実際の暴力や虐めや虐待の場面に出くわしたとき

朝のカフェでママが少女を叱ってました。 その叱り方に異変を感じました。 くっと引っ張って身体にショックを与えながら責めている。犬の首輪を引いてつけるような動作が気になりました。 甘えている泣き方ではなく、声が小さい。 うちでは感情任せに叩いてるかもしれません。 私も仕事がら、おやっとアンテナが反応し […]

  • 2019-12-22

セラピストの選び方

セラピストの選び方として、おすすめ。 手法を目的にしていないということを一番に挙げたいと思います。 たとえば、愛着障害解消メソッドを習得しているから人に「愛着障害を解消しましょう」とおすすめするとか。PTSD解消メソッドを習得しているから人にPTSD解消を勧めるなど。手法を使うことが目的になっていな […]

  • 2019-12-21

メンタルが落ちてるごときで、人間の存在価値はなくならない

あるセラピストは「自分がメンタル落ちてるときは、引き上げてあげれない」と言ってました。 あるセラピストは「自分が幸せでないとクライアント(来談者)を幸せにできない」と言っていました。 私には、その世界観はが全くないなあ。 自分が落ちていても、クライアントは得たいものを得てゆく。私のメンタルの高い低い […]

  • 2019-10-21

ほしいアドバイス、ほしくないアドバイス

カウンセリングなどては、アドバイスしないことが基本とされてますね。 実は専門的なアドバイスをすることはあるのですが。 アドバイスが役に立たなくて害になるケースというのは、正しいことを言うやつね。 たとえば、失敗を恐れて行動できない人に対して「失敗を恐れるな」とアドバイスするとか。 多くの場合に、これ […]

  • 2019-10-07

クライアントに大きな変化があっても感動せず

体験的技法は短期間に急激な変化が起きますので、対人支援業のブログやSNSには「クライアントに大きな変化があって感動しました」という呟きが多いです。 私はそういうの、あまりないです。 私がクライアント(来談者・相談者)の変化に感動したと呟かないのは、何故かしら。 「人間ってすごいな」という想いを持つこ […]

  • 2019-09-29

人を変えたい支援と、人を受容れたい支援

トランスジェンダーに「もっと自分を出しなよ」とかアドバイスするのはやめておくれ。 それには代償がともなう。親から「死んでくれ」と言われたり、職を失ったりしている。そうまでして、やっと限定的に自分を出した。そんな人に「もっと出しなよ」と言うのは、その人が大きな犠牲を払ってきたことへの踏みにじり。 自分 […]

  • 2019-07-18

多くのセラピストが「頭で考えるな」と言うのですが

クライアントの立場でいいますと、「頭で考えてはいけない」というセラピストやコーチの台詞が、私は苦手です。 セラピストとしての私は、クライアントに対して「頭で考えたことを、感じたことだと思い込まないように」とアドバイスすることはあります。 これらは、だいぶ違います。 多くのセラピストが、「頭で考えても […]

  • 2019-05-30

セラピーの適切介入

カウンセリングやセラピーでの「介入」とは、ちょっと話の腰を折ったりすることを指します。 たとえば、「本当の問題は何か?」という介入があります。 前提として、人は本当の問題を偽の問題にすり替えていることが多いということがあります。 たとえば、「営業成績を上げるには?」という相談テーマ。本当の問題は「営 […]

  • 2019-05-28

話を聴いてもらっただけでは解決しない苦悩

たとえば、あがり症の人がいたとします。 A群の支援者(講師、教師、コーチ)は、あがらないようになることを勧めます。「これであなたも人前で話せる」セミナー。「殻を破れ」、「コンフォートゾーンから出てみよう」。 しかしながら、あがり症の人にとってそれが逆効果だったりします。 そこで、B群の支援者(ロジャ […]

  • 2019-05-27

逃げる人は弱い人か?

カウンセリングやワークショップでは、自分のテーマから逃げるということが起こります。 自己啓発などでは、「殻を破れ」とか「コンフォートゾーンの外へ」などと言って励まします。 その根底には、「逃げる人は弱い人」という評価があります。 しかし、もしも、逃げてしまう人には独特の事情があるとしたら? 「上半身 […]

  • 2019-05-24

「感じなさい」にもいろいろあります

「頭で考えるのではなく、感じなさい」などと言われますが、「感じなさい」にもいろいろあります。 グランディングを意図している場合 瞑想やボディワークでしばしば用いられます。 この場合の「感じる」は、いま、ここに意識を集中したり、身体感覚を取り戻すというものであることが多く、「未来の心配」「過去の後悔」 […]

  • 2019-02-19

セラピストの見立ての良さとは

セラピストが自分と向き合う人であると、見立て(お悩みの原因の見極め)が良くなります。 それは、「よく当たる」という意味ではありません。 「決めつけない」「柔軟」「きめ細かい」というような意味です。 アマチュアは、当てることを目的としてします。「わー、すごーい。どうしてわかるんですかぁ」と言われること […]

  • 2019-02-04

「天然の痛み」を大切にする

人間は自己一致(他の言い方もありますが)しないように出来ています。 悩みを越えるために、そこから解放されるには、すでにそこにある「天然の痛み」がカギとなります。「天然の痛み」を大切にすることが、自己一致でしょう。 自己不一致の道を選んだ人は、人を変えたくなります。たとえば、劣等感を隠したまま優越感を […]

  • 2018-12-14

「過去指向の罠」と「未来指向の罠」を超える

「過去をほじくりまわす」だけのカウンセリングは、自分が不幸である理由がわかるだけです。人生で起きるできごとを、過去のことによって解釈しながら生きるという制約を背負ってしまいます。これを「(間違った)原因論(過去指向)の罠」と呼んでいます。 「過去をないことにする」カウンセリングもあります。「原因論( […]

  • 2018-12-04

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれない

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれないと思います。 それは、いくつかのちょっとドキッとする実体験から学びました。その話はしませんが… 心理学や手法手順を学んでもなれないのは、葛藤に付き合う場面があるからです。 それは「あなたは何を恐れていますか?」という質問をする役みたいなものです。 ※実際に […]

  • 2018-08-04

どちらのセラピストが必要か

光の話。 多くの人は信じませんが、たとえば、クレーマに悩む社長が、自分が恐がったことを認めたら、次回からクレーム対応が楽になります。このプロセスは旅です。 自分のネガティブ感情を認めることは「光」、解決のカギ。 光のセラピストは言います、「感情を感じなさい。あなたはそれが出来ていないからダメなのです […]

  • 2018-07-19

解くのは本人です – 本人中心アプローチ

セラピストは解けやすくしますが、解くのは本人です。本当にそうです。 人を自由にすることはできません。人は自由になることができます。 「じゃあなんのためにセッション代を払うのか」と言う人もいます。そういう人はがっかりして、申し込まないです。 20年かかるところを2~3ヶ月に短縮したりは出来ます。 その […]

  • 2018-07-18

現代のセラピーは、矯正から願いへ

昔のセラピーは社会の常識に合わせるために、異常を矯正するものでした。今は、本人の望みをかなえるためのものです。そんなことを時々、記事に書いています。 でも、昔は本当に異常なものを矯正するものだったのだなあと思います。 たとえば、動物に育てられた子供が保護されたのち、結局人間の生活になじめずにジャング […]

  • 2018-06-25

一緒にいる人が薬になる、人薬(ひとぐすり)

もう1つのセラピーともいえる、人薬(ひとぐすり)について書きます。 精神リハビリ施設などで、他の患者さんたちと一緒にいることで、 ウツ などが改善に向かうことを「人薬(ひとぐすり)」と言ったりします。 「○○療法が効く」なんて言っているケースの多くも、実はそれを実践している施設やグループにおける人薬 […]

  • 2018-04-25

本当の解決をしたいなら、ネガティブ感情を怖れないセラピストがよい

ネガティブな感情をなくすのが仕事だと思っているセラピストがいます。 「悲しい」を「悲しくない」に変える。泣いている人を、笑っている人に変える。 これは、セラピストがクライアントに好かれたり感謝されるためのセッションです。クライアントのためのセッションではありません。 セラピスト訓練のデモを見ていて多 […]

- protected -