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誰に相談するか

  • 2018-04-25

本当の解決をしたいなら、ネガティブ感情を怖れないセラピストがよい

ネガティブな感情をなくすのが仕事だと思っているセラピストがいます。 「悲しい」を「悲しくない」に変える。泣いている人を、笑っている人に変える。 これは、セラピストがクライアントに好かれたり感謝されるためのセッションです。クライアントのためのセッションではありません。 セラピスト訓練のデモを見ていて多 […]

  • 2018-04-25

背中を押さない

そういえば、バンジージャンプのインストラクターは、絶対に背中を押さないですね。 クライアントの葛藤に立ち会うときの私と似ているような気がします。 背中を押せば成果が出るかもしれないのですが、押さないのです。進むことができるための支援はしますが。 一方で、それが理解できないセッショスト(セラピスト等) […]

  • 2018-04-22

真実を味方につけるカウンセリング

真実が味方になると頼もしい。 「真実を受け入れたら、楽になった」という経験をすると、真実が味方になる。 「カウンセラーに慰められたから、楽になった」という経験をすると、カウンセラーが味方になるけど、それは真実ほど頼もしくない。 だから、今まで出会ったカウンセラーは、ここぞというとき、慰めずに見守って […]

  • 2018-04-18

隠れた感情に「気づく」レベルと「触れる」レベル

隠れた感情に気づくことで、日常の様々な問題が解決します。 それを、人に暴かれるのではなくて、自分で実践するのが、自分の心との対話のススメ。 さて、人生レベルの様々な問題の解決にも、同じようなプロセスがあります。気づくのではなくて、触れるという違いがありますが。 そのレベルでは、「気づきましょう」では […]

  • 2018-04-03

悩みを相談するなら、決めつけない人がいい

その悩みが答え探しならば、答えを知っている人に訊くのがよいでしょう。その悩みが葛藤なら、話を聞いてくれる人に話すのがいいでしょう。 そして、葛藤の場合であっても、聞いてくれるだけでなくて、ちょっともらうコメント、フィードバックが役にたつこともあります。 しかし、そのコメントが「決めつけ」だと、葛藤の […]

  • 2018-02-16

立派な人が、人を癒すわけではない。

ときに、人は癒しのために、あるがままの自分を否定しない人たちを必要とします。気分障害(ウツなど)のリハビリ施設での経験から思うことを書きます。 たとえば、「朝、家を出ようとすしたとき足が動かなくなり、出勤できなくなった」という人がいます。それを人に話すことは難しいかもしれません。話すと批判されますか […]

  • 2018-02-07

本当の自分を知るために助けになる人は?

本当の自分を知るためには、本当の自分を責めないという態度が必要です。 責めるとは、評価したり、正そうとすること。 もしも、本当の自分を知る目的が、自分を非難したり、正すことなら、本当の自分は現れないでしょう。 悩みを解決する、ある症状を無くすというのは、評価でも正すことでもありません。 解決すること […]

  • 2018-01-31

間違える怖さを克服できないなら、セラピストはできない

間違える怖さを克服できないなら、セラピストはできない。 「一度も失敗したことがない」とか、「クライアントから不満を言われたことはない」と言う人は、ちょっと恐いと思う。 たまには「あなたのせいで傷つきました」くらい言われますよ。そこで、「ちがう、私は悪くないっ」ってやってる暇はない。 あるいは、クライ […]

  • 2018-01-30

落ちても大丈夫になると、飛べるようになる

くどいようですが、サーカスの空中ブランコは、最初に落ちる練習をするそうです。 華麗な技を繰り出すには、落ちてもケガしない、落ちても叱られない、落ちることは楽しい、そんな経験が必要です。 落ちても大丈夫になると、飛べるようになります。 心の課題に悩む人は、落ちないように飛ぼうとしていることが多いです。 […]

  • 2018-01-24

綺麗すぎないセラピスト

今回は心理セラピーの技法のお話。心理セラピーもいろいろあるのですが、多くのカウンセリングに共通なこと。 セラピスト/カウンセラーはクライアントの話に対して、次のことをしています。 ・解釈 ・反射 「解釈」は、知識や経験をあてはめて推測した仮説を伝えます。私の個人セッションでも、心理相談の中で使います […]

  • 2018-01-23

自分の問題から目をそらすと、他人の問題を解決したくなる

自分の問題から目をそらした人は、他人の問題を解決したくなります。 なので、心理分野で客が多いのは支援者になるためのスクールや講座。 自分のお腹が痛いから、他人の盲腸を切りたがるとでもいいますか。 自分の問題をすべて解決してからでないと支援ができないというわけでありません。むしろ、自分の代わりに他人の […]

  • 2017-12-17

心理セラピストの選び方 ~ あなたの望みを確認する人であること

カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタント等の対人支援プロフェッショナルを選ぶときのポイントにつて。いろいろありますが、最も基本的なところはこれです。 ・本人(クライアント)が何を望んでいるかを確認する人であること 契約またはイシューの共有 どんな目的のためにセッションを行うかを確認したり、合 […]

  • 2017-11-18

人が死ぬとき後悔すること~「”なんでも治せる”を信じてしまった」編

「”なんでも治せる”を信じてしまった」 人の死に立ち会うお仕事の方々が、人が死ぬときに後悔することを挙げていらっしゃいます。それらに影響する心理課題について書いてみます。今回は、後述の参考文献から、「なんでも治せるというヒーラーを信じてしまった」について。 参考文献に載ってい […]

  • 2017-08-16

相談したいけど、秘密を話したくない

相談したいけど、秘密を話したくない。人に言えない悩み。 はたして、秘密をばらされることが心配なのでしょうか? 本当は何を心配しているのか? もしかすると、説教されると思っていませんか? 一例として、「リストラされたが、どうしていいか分からない」という状況を挙げましょう。 人に相談すると、「現実をみま […]

  • 2017-08-10

アドバイスされるのが苦手?

アドバイスされるは苦手ですか? 教えてもらえるのは有難いこと。でも、嫌な感じがすることがある。 たまには我慢して、素直に聴いてみる。素直にならなきゃ、と頑張ってみる。 素直になりたいのであれば、素直ではない自分にハグ。今回は、そのための方法を。 あなたが受け取っているもの 「そうじゃない方がいいと思 […]

  • 2017-08-02

「コンフォートゾーン(安心領域)の外へ出るんだ」とアドバイスされると動きにくくなる

「コンフォートゾーン(安心領域)の外へ出るんだ」とアドバイスする人がいます。それを迫られて、嫌になったことがありませんか? 分かっているけど、押したり引っ張ったりされると、なおさらダメになってゆく。 馴化に困難がある コンフォートゾーンの外へ出るために、不安を押し殺して上手くいった人は、他人にもその […]

  • 2017-06-23

肝心なときに余計なアドバイスをしない友達

あなたは誰を友達に選んでいますか? あ、そもそもですが、友達は自分が選んでいるのですよ、自分が。 一緒にいる時間の長さでおなく、好き嫌いでもなく、心理的な面から、こんな友達がいいなと思うポイントを挙げてみます。 その1:肝心なときに、余計なアドバイスをしない人 なんですが、その趣旨を説明します。「肝 […]

  • 2017-05-19

相談相手の見つけ方のヒント

相談したいことがあるけど、相談しにくい。そういうことってあると思います。 いったいそれは何なのか? 一つには、なんだか嫌なアドバイスをされるのではないかという気持ちがあるかもしれません。 それはそれで、ある程度は必要な警戒かもしれません。 逆に言うと、相談しやすい相手とはどういう人なんでしょうか。 […]

  • 2016-01-23

余計な同情の言葉もなく

つくづく思うのは、人に嫌われたくない、人に好かれたい、というのが強い人はセラピスト向いてないです。セラピストが好かれるためのセッションほどひどいものはない。 人が悩みをうちあけたとき、こう言ったら好かれるだろうな、こうやったら優しいと思われるだろうなという場面は多々あります。それを取りに行きたくなる […]

  • 2016-01-19

心理セラピーでは、変えられない過去を「原因」と呼ばない

心理セラピーで過去を扱うと言うと、「過去は変えられないのではないか」と言われることがあります。 そのとおり、ある意味では過去は変えられません。「過去を変える」と「過去を扱う」は別のことです。 ※心的現実(サイコリアリティ)の比重や現象の場(主観的な世界観)としての過去が変わることはありますが、過去が […]

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