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本人中心アプローチ・当事者主権

  • 2022-09-24

ゲームクリエーターと心理セラピスト

私は元ゲーム業界でゲームを企画開発していました。そして今、心理セラピストです。この二つの仕事には似ているところがあります。 それは、偶然の力を使うということです。 偶然の反対は作為です。開発側からみたゲームとは偶然を取り入れた作為のことです。 王様と占い師 参謀が王様に対して、「この戦争は撤退したほ […]

  • 2022-06-27

「守秘義務があるのでご安心ください」とは言わない

カウンセリングの最初に「ここで話された秘密は守られますので、ご安心ください」と言うという作法があります。 それを言われて安心する人も、それを言われて不安になる人もいます。客層によって傾向が異なるのかもしれません。(またどこかの権威に怒られそうですが) それを言うと安心すると思っているカウンセリング講 […]

  • 2022-06-24

親をゆるす、ゆるさない、そして本人中心療法

(親からの)被虐待トラウマ、もしくは被虐待を背景とする広義トラウマの心理セラピーの場合は、加害側である親の苦しみのようなものが感じらることがあります。お話のテーマとして親の苦しみを扱うという意味ではありません。風景の中にそれが見えてしまう感じがするのです。 一般の暴力被害トラウマの心理セラピーでは、 […]

  • 2022-06-17

そうせざるを得なくなって、そうなっている

私はセラピー手法や理論は、当事者視点のものと治療者視点のものがあると思っています。 治療者と当事者では見ている世界が違うと思います。 たとえば、当事者視点では「足を踏まれて叫ばずにはいられない」ということが、治療者視点では「叫んでいるのは足を踏まれたからだ」となります。 治療者からすると、叫ばなくな […]

  • 2022-04-17

心理セラピーの理論に正しいもなにもない

心理学には科学になりたいコンプレックスがあって、心理学者さんたちが正しいかどうかの議論をしています。 集団心理や反応の法則みたいなものは、統計的に調べて、法則として成り立つかどうかを研究するのは経験科学になるでしょう。 ですが、心理セラピーのための理論(臨床心理学?)については、正しさを議論するのは […]

  • 2022-04-05

人間中心アプローチについて

人間性中心アプローチは、パーソンセンタードアプローチとも言われます。私は本人中心アプローチと言ったりもします。 その説明文を読んでも、漠然としているので、具体的な例を挙げて説明してみます。 手法を愛するセラピスト こんなことを言う治療者(カウンセラー、セラピスト)がいます。 「CBT(認知行動療法) […]

  • 2022-03-29

「洞察はときに盲目の原因となる」

洞察はときに盲目の原因となる ポール・ワラウィック そうだなと思います。 短期療法という言葉は、過去や原因を扱わずに、解決に焦点をあてようという意味で説明されること後多いです。 精神分析の提供する原因論は役に立たないと。 私は短期療法で、解決に焦点をあてますが、精神分析(ただし本人中心の)や原因探し […]

  • 2022-03-13

心理メソッドの素晴らしさに感動したことなどない

私は心理セラピーやワークショップ・ファシリテーターをしているので、メソッド(手法や療法)は使います。 メソッドの素晴らしさに感動してセラピスト活動を続ける人もいます。 ですが、私は標準化された再現性の高いメソッドなんてものにはあまり興味がありません。 実は、セッションが上手くいったとしても、「〇〇療 […]

  • 2021-12-26

「当事者は不幸を選ぶ権利もある」

ネイティブセラピストの特徴に当事者視点があります。 それは支援者都合の支援、社会都合の支援 との対比です。 社会都合の支援とは、就労させることをを目的とした自立支援福祉サービスなどです。 支援者都合の支援というのは、性暴力被害者のPTSD症状を消す目的で心理療法をする、薬物依存者を社会復帰させるため […]

  • 2021-12-12

心理セラピーに「させる」はある!?

本人中心アプローチでも指示は出す!? とある学会分科会で、心理セラピーでクライアントに指示を出すようなことについて、あるセラピストが「うちではクライアントになにか”させる”なんてことはないです」と言うのを聞いて、あっと思いました。 私の個人セッションも、本人中心ですから、「これが正しいからこうしなさ […]

  • 2021-11-24

本人中心セラピーと矯正セラピー

カウンセリングや心理セラピーの本人中心ってどういうことなのか、ちょっと過激に述べてみます。 更生プログラムの中のセラピー 再犯防止のために刑務所の中で行われる改善指導や、仮釈放者への処遇プログラムの中に心理支援が含まれます。 これは当然ながら行政モデルです。法務省ですね。更生保護については、ボランテ […]

  • 2021-10-25

人が取り乱したら「精神科へ行け」という風潮

いくつかの相談事例について福祉関係者の方々の意見を聞く機会があったのですが、いくつか気になることがありました。 その一つ、事例研究で心理的なトラブルがあるとすぐに「精神科の受診を進める」という意見がでるということ。これは精神疾患かもしれないということではなく、合いそうな医師に心当たりがあるとかではな […]

  • 2021-09-17

心理療法による改善率を気にしない

かつて、アイゼンクという人がこんな研究結果を出しました。「精神分析心理療法をうけた人の改善率は44%。と開業医で受診した患者で精神分析心理療法を受けていない患者の自然治癒は72%。したがって、精神分析は効果がない」と。 この研究は後に他の研究者たちに反論研究されているのですが、ちゃんとした批判研究は […]

  • 2021-08-29

Q&A 人の悩みを聞いて苦しくなりませんか?

心理セラピーをしていると、人の苦しみを扱います。虐待、寂しさ、暴力被害、不運などなどのエピソードもよく出てきます。対人支援の者が相談者お話を聞いたりしていて、しんどくなってしまうことを「もらっちゃう」と言います。 私は「もらっちゃう」がありません。 苦しみに共感はしますが、私が元気がなくなることはあ […]

  • 2021-08-08

生活ゲームの再構築という考え

私の心理職経験とゲーム会社勤務の経験から、生活ゲーム再構築セラピーというのを考えてみます。 方法というよりは、自分の幸せへの答えを探すための枠組みです。答えがすぐに見つからない場合も多いかと思います。 概要 生活の変化を目的とするセラピープロセス(現状から抜け出してゆく)の中に「楽しむ」を取りいれる […]

  • 2021-07-15

心理セラピストに、なんとかしてほしいけど、余計なお節介は困る

心理支援の探し方について、記事タイトルの観点で俯瞰してみたいと思います。そして、私の心理セラピーではどんなふうにしているかも書いてみようと思います。 フルディレクションとノンディレクション まずは、両極のスタイルをみてみましょう。 フルディレクション(ゆるぎない指示) これは、プロセスの正解を知って […]

  • 2021-06-29

「科学主義」と「本人中心主義」を比較してみます

すべてにおいて正反対とは言いませんが、「科学主義」と「本人中心主義」を比較してみようと思います。 科学主義 「支援者の勘や経験に頼らず、エビデンスに基づいて判断する」 エビデンス エビデンスというのは、主に統計的手法によってい、治療法の効果が検証されたことをいうようです。 こちらの記事に、その限界を […]

  • 2021-06-25

心理セラピストの使い方

心理支援の活用の仕方をカウンセリングする、メタカウンセリングを提供することがあります。 私がクライアント側体験をしてきた経験から、心理カウンセラーの使い方のポイントの1つをお話します。 カウンセラーというのは知識や偏見のメガネをかけています。で、それがゆえにうまくいかないことがあるのです。 私なんか […]

  • 2021-06-10

個別のストーリーが必要

Kojunの心理カウンセリングでは事例やストーリーを活用します。 たとえば、ある人は愛着不安定(愛着障害)をしてから、いくつかの体験をすることで、自分が愛着不安定だったことを理解しています。「愛着がある」というのはどういうことなのか、回復することで知ったわけです。 愛着を知らない人が、愛着障害のチェ […]

  • 2021-05-21

本人中心アプローチ

支援されて苦しむ人たち たとえば、施設窓口での手続きが苦手な人がいたとします。心の準備をして窓口の手前まで来ます。 そこで「(手続きが)できますように、できますように」と唱えています。 そこである支援者は「過去にできたときのことを思い出して」と助言します。 これが支援者中心(または治療者中心)アプロ […]

  • 2021-03-22

「交流分析+実存療法」による 心理カウンセリング

Kojunの心理カウンセリングは、お悩み対処や解決のヒントを求められることが殆どですので、「聴くだけ」ではなく質問もコメントもします。 その対話は、交流分析的なものと、実存療法的なものが主になります。必要に応じて、わかりやすい具体例、類似ケースの克服シナリオなどもお話します。 交流分析的な対話 対話 […]

  • 2021-03-19

禅語「主人公」

障がい者支援の分野などで、「個人モデルと社会モデル」という言葉があります。 「障がい」とは障がい者個人の問題として支援したり訓練したりするのが個人モデルの支援。「障がい」とは社会の問題であるとして、社会インフラを整えたり人権などの教育を充実させたりする支援を社会モデルです。 Kojunの対人支援(心 […]

  • 2021-01-20

エビデンスに騙されるな(1)「多くの人に効果がある」≠「私に効果がある」

「エビデンスのある心理療法」というような言葉が流行しています。 「エビデンスがある」と言われると、効果が保証されているように聞こえます。 「エビデンスがない」と言われると、アヤシイ感じに聞こえます。 それは思考停止させる言葉のマジックかもしれません。 実際にはエビデンスはあっても効果はなかったという […]

  • 2020-03-28

「死ぬな」と言うのが対人支援とは限らない

私はご本人からの依頼しか個人セッション(カウンセリング)を提供していませんが、「あの人を助けてください」と言われることはたまにあります。 「私の息子が死にたいと言っています。カウンセリングで止めてください」というご相談。 こういうのは引き受けません。息子さんにお金を渡して、息子さんが依頼してくるなら […]