- 2017-12-17
心理セラピストの選び方 ~ あなたの望みを確認する人であること
カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタント等の対人支援プロフェッショナルを選ぶときのポイントにつて。いろいろありますが、最も基本的なところはこれです。 ・本人(クライアント)が何を望んでいるかを確認する人であること 契約またはイシューの共有 どんな目的のためにセッションを行うかを確認したり、合 […]
カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタント等の対人支援プロフェッショナルを選ぶときのポイントにつて。いろいろありますが、最も基本的なところはこれです。 ・本人(クライアント)が何を望んでいるかを確認する人であること 契約またはイシューの共有 どんな目的のためにセッションを行うかを確認したり、合 […]
LGBTQ・ダイバーシティに関する世の動きをみていて思うこと。「緊急的な差別対策」と「本当のダイバーシティ推進(多様性の受容れ)」は、別の活動ではないかと。つまり、ダイバーシティには、2つのアプローチが存在していると思います。 アプローチ1:LGBTは変ではない 1つは、「LGBTは異常ではない」と […]
いわゆるLGBTQ、同性愛や性別違和(身体と心の性が一致しない)の原因として、なんらかのトラウマ・心の傷によるものではないかという考察は昔からされてきました。現在ではそういうものが原因であることは立証されていないという説が主流かと思います。それは、「治したほうがよいもの/治せるもの」なのか「それはそ […]
「”なんでも治せる”を信じてしまった」 人の死に立ち会うお仕事の方々が、人が死ぬときに後悔することを挙げていらっしゃいます。それらに影響する心理課題について書いてみます。今回は、後述の参考文献から、「なんでも治せるというヒーラーを信じてしまった」について。 参考文献に載ってい […]
人の死に立ち会うお仕事の方々が、人が死ぬときに後悔することを挙げていらっしゃいます。それらに影響する心理課題について書いてみます。 お医者さんの書いた本には、医療・治療に関することも多いですね。今回は、後述の参考文献から、薬に関する「信じてしまった」後悔について。 「薬で心の病が治せると思ってしまっ […]
人の死に立ち会うお仕事の方々が、人が死ぬときに後悔することを挙げていらっしゃいます。それらに影響する心理課題について書いてみます。 今回は、後述の参考文献から、「やりたいことをやらなかった」について。 なんとなくやらなかったというのならば話は別ですが、なぜか出来ないというのであれば、深層 […]
台湾の人々は親日です。私と友人が台湾でタクシーに乗っていると、運転手さん、ご機嫌です。ところで、道路のセンターラインやガードレールが日本のものと同じです。建物の少ない郊外の山道を走ると、まるで日本にいるようです。 私たちが「わー、日本の道路とよく似ている!」と言うと、タクシーの運転手が言いました。 […]
ここでは、深層心理セラピーに見られるプロセスをジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅」理論をベースに、他の諸理論の概念も交えて述べてみます。 ※それぞれの元の理論の詳説ではありません。 人生の法則 – 「英雄の旅」理論とインナーゲーム 神話学者ジョーゼフ・キャンベルは古今東西の伝承や物語を調 […]
「人を信じることができない」という心理課題があります。いつも人に不信感をいだいてしまい、仲良くなれなかったりします。いつも疑いの目で人をみてしまう自分が嫌になることもあります。 本人にも、なんとかしようという気持ちがあります。その結果、「人を信じることができない」を補うために、「盲信」をします。 そ […]
「人目を気にして生きる、人からどう思われるか気にして生きる、そんな生き方をやめたい」というご要望をよく聞きます。いいテーマだと思います。 一方で、「人からどう思われるか考えよう」と言う人もいます。ただ、「人からどう思われるか気になるようになりたい」というご要望は聞きません。「人目が気になっているのに […]
攻撃されたわけでもないのに、人が攻撃的になる。これは、どのようにして起きるか。 感情的な攻撃のスパイラル 人は感情の抑圧によって、感情的になります。 逆に、感情を受け容れる(自覚する)と、感情的になりにくくなります。感情があるのと、感情的なのは違います。 抑圧のプロセス(一例) 不安や悲しみなどの感 […]
「心の闇」という言葉があるということは、「心の光」もあります。しかし、「心の光」という言葉はあまり使われず、「受け入れる」と表現されることが多いです。 「闇」とは、受け入れていないこと。目をそらしている、本当は有るけど無いことにしていること。その結果、見えなくなっているので「闇」といいます。 では、 […]
「生きる意味」はちょっと危ない概念だと思います。 心理療法の世界では、「存在(そんざい)」と「生存(せいぞん)」を区別します。 「死にたい」の2つの要素 希死念慮(きしねんりょ)をもつ人は、2つの苦しみをもっていたりします。1つは「苦しみから逃れたい」(死ぬことで苦しみが終わることを期待)、もう1つ […]
ある種の薄っすら希死念慮 経済苦や病苦などの「辛い状況から逃れたい」という意味とは異なる希死念慮を扱うときは、「生存」と「存在」が区別できているセラピストを選ぶのがよいでしょう。 「死にたい」と「消えたい」の違いです。用語の定義どうのではなくて、扱いの区別です。 心理セラピーでも「存在」という言葉を […]
恐がることは悪いことだと思っていますか? 自分が何を恐がっているか知ることは、チャレンジには欠かせません。 私の経験からすると、男性経営者の多くは恐さを認めません。そして、心の課題をなかなか解決できないことが多いです。女性経営者は、恐さを認めてセラピーのプロセスを進め、そのビジネスを飛躍させることが […]
人間の多様性についても、ブログ記事に書いてゆこうかなと思っています。 以前は、マイノリティ(少数派)として扱われていた分野が、ダイバーシティ(多様性)と捉えられるようになってきました。 たとえば、身体障害では、テクノロジーやユニバーサルデザインによって、以前は障害だったものが今後は障害ではなくなって […]
「あがり症をなんとかしたいです」といきなり相談に来る人もいますが、多くの場合はファイナルファンタジーのセシルのような道をたどる人も多いです。 ここでは、あがり症を例に、そのよくみかける共通バターンについて書いてみます。 恐くなくなることが克服なのではない。 (心理セラピストKojun) 第1幕:優越 […]
無意識という言葉の意味について確認したいと思います。 意識されることなく精神内界で進行する心理過程が無意識です。 自分の内面について自覚できる(意志によって意識化できる)範囲(前意識)と、できない範囲(無意識)があります。 無意識という言葉は、「自動車運転に慣れた人は無意識にウインカーを出す」という […]
一連のグループセッションを終えました。ご協力方々や参加者のおかげさまで、大変もりあがりました。 グループセッションで、よく一部の参加者が言われること。「心を開きたい、自分を開示してみたい、でも抵抗もある。でも、今回は大丈夫な予感がして来てみた」 何を話すか話さないか、ご自身で判断していただいています […]
「占い」って、心理職の私からみると、どんなものでしょうか。 ※「占い」といってもいろいろありますが、ここでは古来からある「卜占(ぼくせん)」、偶然に意味を施すようなものについてです。「あんた、このままでは不幸になる」のように、決めつけて、人の可能性を狭める類は除外します。 私や心理系の同業者にみかけ […]
「恐い」と「楽しい」の身体反応は同じ。 ですので、一切の恐さを避けて生きると、人生を楽しむことは難しくなります。 やってみるとわかります。 チャンスがなくなるから得るものが少ないという意味ではありません。 両方の生き方をやってみるとわかります。
一万円以内の商品と交換できる券1枚もって量販家電店に入ります。一万円の商品ではなく、自分を幸せにする千円の商品と交換することができるようになるのは結構難しいようです。 このゲームを有利にするものは、すでに幸せを感じていること。 失敗するコツは、幸せを感じていると思いこもうとすること。 偽物の幸せを信 […]
「熱心に売込むと、客が嫌がる」という現象ありますね。「押し売りのつもりはなくて、本当によい商品を紹介しているだけなのに」というケースについての相談もあります。 「人に大事なことを教えようとしたら、拒絶された」という場合も似ています。 せつないですね。このパターンに入ってしまったら、早く乗り越えてしま […]
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