- 2023-01-26
この世界が厳しく感じられる
見知らぬ他人をどう感じるか ちょっとした見知らぬ人とのやりとりが、厳しくされたように感じられる。断られただけで、叩きのめされたように感じる。などなど。 たしかにこの世は厳しいのかもしれない。人は冷たいのかもしれない。でも、捨てたもんでもないのかもしれない。 もしかしたらそれは、自分の中に厳しさを取り […]
見知らぬ他人をどう感じるか ちょっとした見知らぬ人とのやりとりが、厳しくされたように感じられる。断られただけで、叩きのめされたように感じる。などなど。 たしかにこの世は厳しいのかもしれない。人は冷たいのかもしれない。でも、捨てたもんでもないのかもしれない。 もしかしたらそれは、自分の中に厳しさを取り […]
症状ではなく、その奥にある深層を扱う、または過去を扱う。そんな心理セラピーは原因論の罠にはまると批判する人もいますが、Kojunは必要だと思っています。 ※このに記載するのは仮想事例です。 主訴:デザインの仕事をしたいけど公務員を辞められない 「ベンチャー企業に参加したいけど大企業を辞められない」な […]
たとえば、買ったばかりのモノを傷つけてしまったとか、高価な本を雨に濡らしてしまったとか、やってしまうととても傷つく人へ。 傷ついていることすら気づいていない場合もあります。 まず気づいてみよう 「自分を責めてしまう」という性質に苦しむ人もいます。アダルトチルドレンにもあるようです。 そもそも自分を責 […]
漠然とした不安や気分の落ち込みについては、私の心理カウンセリングで主テーマとして扱うことは稀ですが、少し意見を書いておきます。 原因(対処法)は複数あるかもしれない なんでも複数の原因があり得ますが、漠然としたお悩みほど、原因が複数ある可能性を想定することが重要になるように思います。 ここでいう「原 […]
「短期」の意味 短期療法と言っても、必ずしも時間制限をすることで急かすわけではありまん。セッション回数や時間制限を設ける手法もあるようですが、時間を意識はするもののそのような制限を設けない短期療法もあります。 短期療法の共通点は、目標を定めて焦点化するという点と説明されることが多いようです。 ※「治 […]
現在進行形の家族の問題は、Kojunのところでは主テーマとしてあまり扱わないですが、それでもよくある家族のコミュニケーション問題について、入門的な視点を書いておきます。 円環的悪循環を扱う必要があるかどうか 家族の問題はコミュニケーションのやりとりが、相互に影響して問題を悪化、または維持している場合 […]
大人のアダルトチルドレン(AC)、とくに中年期以降となりますと、人生の前半にはない力を持つようになると思います。 インナーアダルトが育つ 大人のACは自分で自分を育てることができます。 心理セラピストからみると、その人の中の大人の力を使うことができるということです。その人の中の子供に触れながらですが […]
トラウマやアダルトチルドレンなどの生きづらさ持つ人は、なんとなく嫌がられ、避けられることがあります。 それにはいくつかの理由がありそうですが、今回はその一つを取り上げてみます。 ACが受ける基本的属エラー 過去に仕事が上手くいかなかった、現在不利な状況にある、などの問題を経験していることが知られると […]
Kojunはいわゆるショック・トラウマの他に、アダルトチルドレン(AC)の悩みを広義トラウマと呼ぶことがあります。トラウマがその全てではありませんが。 ※「広義」とつけるのは、診断名PTSDに限定しないという意味です。 ここでは医学的な診断基準や学術的な権威ある定義の説明ではなく、私の考え方を三校と […]
体系的に正確に説明するのは難しいのですが、少しでも誤解が解ければということで書いてみます。 ※「解放」という用語は独自の定義枠組みで使っています。 よくある誤解 なによりも最初に指摘しておかなければならないことは、「怒りを表出することで怒りをおさめる」のが怒りの感情解放セラピーではない(とはかぎらな […]
感情の解放について書いてみます。今回扱う感情は「恐怖」です。 感情のコントロールとの違い 恐怖の感情コントロールの究極は、回避・麻痺になりえます。トラウマは過剰な感情コントロールの結果とも言えます。ですが、その回避・麻痺は緊急対応としては自然なこととも言えます。 慣らすことは解放ではない 「恐怖対象 […]
Kojunのとこに性被害トラウマの相談があるのは、Kojunがダブルジェンダーであることも関係あるように思います。 ※ここでは当事者クライアントが女性、加害者が男性というケースを前提とします。 男性性の必要性 女性の性被害トラウマのセラピーは女性でないと出来ないと思われがちですが、意外と男性セラピス […]
今回はポジティブ心理学のPERMA(パーマ)を大人のサバイバー(ACEs、アダルトチルドレン、トラウマ経験者など)の視点で参考にしてみます。オリジナルから少し離れるかもしれませんが。 P: ポジティブ感情 Positive emotion 長期間の生きづらさを生きるACなどにとっては、これは次のよう […]
性暴力被害トラウマについて、アプローチを考えるために私がクライアントと話し合う観点を紹介します。 ここではあえて観点のみを挙げて、どの場合はどの手法がよさそうという意見は書かないことにします。 ご自身が何を望んでいるかを知るヒントになればと思います。何を望んでいるかを知ることで、克服・回復への行動が […]
性暴力被害の相談というのはハードルがあります。Kojunのクライアントも人に相談するのは初めてという人が多いです。 そこでKojunはピンポンダッシュをお勧めします。 ピンポンダッシュの勧め 無料電話相談窓口には無言電話もあるそうです。それはまずは電話がつながるというスモールステップなのではないかと […]
悩みの解決に向かってゆく人たちがやっていること、こんな感じかなと書いてみます。 誰にでも当てはまるものではありませんが、参考になる人は参考にしてください。 カウンセリングの目的を言える まずは、カウンセリングを受ける目的を短い言葉にしてみるとよいかと思います。 そんな難しいことは分からないという場合 […]
アダルトチルドレンなどの心が回復してきたとき、でもなんだか世界が虚しく感じることがあります。 人を拒絶する感じではなくなったけど、でも独りだなあとか。 以前よりはラクになってきたけど、でもこの世自体が幸せに満ちているわけでもないことが悲しいとか。 得も言われぬ生きる恐さはなくなったけど、でも理不尽な […]
そのような体験をしてホッとしたなら、それは結構なことです。 違和感があったなら、この記事がヒントになるかもしれません。 心理支援技術としてのテンプレート 心理師の過去の試験問題に来談者への対応を選択させるものがあり、「相談に来たことをねぎらう」というのが正解になっています。過去問にはよくありました。 […]
ACと安心基地 ACや愛着障害などの克服には、心の中に安心を育てる必要があります。それは心の中に育つものですが、環境や他者といった外なる安心・安全な存在と出会うことで取り戻してゆきます。 愛着障害が思い当たるクライアントの多くが、それ以外の問題も抱えています。たとえば、自己肯定感の欠如とか、対人不安 […]
愛着不安定(愛着障害)のなかに不安型というのがあります。 深刻な場合は、不安のあまりDV加害者となったり、不安のあまり彼氏の返信が遅いとキレたりなんて人もいます。 そこまで顕著に表れなくとも、内なる安心基地がないことで、その感覚に思い当たる人たちも多いです。 一般的にはその解決とは、問題行動がなくな […]
ちょっと落ち着いてきた大人のアダルトチルドレンさんたちの、「これからどうしたらいいの?」に、当事者たちに触れてきた経験から私見を述べてみます。 おさらい アダルトチルドレンってなんだろか、独自視点ですが、おさらいをしておきます。 原家族や幼少環境 自分が子どもだった頃の家族(原家族)環境や幼少環境の […]
標題にはアダルトチルドレンと書きましたが、それに限らず親からの影響で苦しんでいる人たちのお話です。 私たちの心理セラピーでも幼少体験を扱うことは多く、養育者が重要な存在として扱われます。 そこで、果たして親が原因なのか、親が悪いのかなんてことが問題にされることがあります。毒親という言葉があったり、親 […]
自己肯定感の大事な理解 「周囲に優れた人たち、素晴らしい人たちがいると、自己肯定感が上がらない」というのは、注意を要する捉え方かと思います。 確かに、そなように感じるのは自己肯定感が低い状態かもしれません。 しかし、他者と比べなくても大丈夫なのが自己肯定感です。 このことは、自己肯定感の低い人にとっ […]
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